【SGT】2015第5戦鈴鹿:雨の1000km決勝…ウエットスタートからドライコンディションへ、波乱続きの展開

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2015年のSUPER GT第5戦鈴鹿1000km、いよいよ決勝のスタートが切られた。雨という難しいコンディションで始まった第44回の鈴鹿1000km。直後から白熱したバトルあり、まさかのアクシデントありと、波乱の展開となっている。

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ちょい濡れののコンディションを味方につけたNo.64 EPSON NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット)が先行、トップを独走しかけるが徐々に雨量が強くなっていくとNo.15 ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT(小暮卓史)が猛追、8周目に64号車を抜いてトップに立つ。これと同時に14番手スタートだったNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴)も追い上げ、2位へ浮上。しかし小暮がその間にアドバンテージを築いており、トップのまま30周を終えたところでオリバー・ターベイにバトンタッチ。翌周には100号車もピットインし伊沢拓也が乗り込む。迅速な作業と直前の山本の頑張りもあり第2スティントに入って逆転を果たす。

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さらに後方からNo.36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔)、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)も追いつき3メーカーの激戦になるかと思われたが、1号車が35周目にスピン。現チャンピオンの松田が痛恨のミスを犯してしまった。また雨量が強まったタイミングで後方を走っていたNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)がGT300車両のスピンに巻き込まれクラッシュを喫しリタイアとなった。

40周を過ぎると、西コース側から明るくなり、路面が徐々に乾いていきピットイン。トップを争っていた100号車と36号車が61周終わりで同時ピットイン。その際に100号車の隣のピットにGT300のマシンが作業を始めてしまい、再スタートに時間がかかってしまう。これでタッチの差で36号車が先行。現在トップを死守している。

その後、200RでNo.50 SKT EXE SLSがクラッシュしセーフティカー。再開後、75周を過ぎたところで1コーナーでオイル漏れがあったようでその処理のため2度目のセーフティカーが入っている。

今年の鈴鹿1000kmは例年にない大波乱の展開となっている。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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