【HRTD2015】SF・SGTドライバーが車庫入れ、一本橋に挑戦!リレー形式のスペシャルレースも開催

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 ツインリンクもてぎで12月6日に開催された「Honda Racing THANKS DAY 2015」。今年はフェルナンド・アロンソをはじめ世界選手権に参戦するドライバー、ライダーたちが注目を集めたが国内のSUPER GT、スーパーフォーミュラに参戦するドライバーたちも登場。朝から様々なコンテンツに参加し、ファンと共に楽しい1日を過ごした。

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 今回のサンクスデーでは、ファンも参加して楽しむコンテンツが用意されており、中でも注目を集めたのが4輪の車庫入れチャレンジと2輪の一本橋チャレンジ。これにHonda Racingのドライバー、ライダーらも挑戦。中でも普段バイクに乗る機会がない4輪ドライバーたちは一本橋チャレンジに興味津々。ゆっくりじっくり行くドライバーもいれば、思いっきり進んで自滅するというドライバーも。シーズンが終了していることもあり、どのドライバーも笑顔になっていた。

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 また車庫入れチャレンジではS660が用意され、スタート地点から何秒で車庫入れを完了できるかというもの。さすがにこちらは1秒でも早くとレース同様ギリギリまで攻めるドライバーもいた。

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 また午前中はロードコースで同乗走行も行われ、久しぶりにHSV-010 GTが登場。伊沢拓也が100号車TEAM KUNIMITSUのマシンにファンを乗せ、レーシングスピードでドライブ。その横を山本尚貴や野尻智紀らがスーパーフォーミュラのマシンで併走するという豪華な組み合わせとなった。

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 セレモニー後には歴代市販車のデモランも行われ、歴代NSXやシビックTYPE Rなどが登場。中でもホンダがル・マン24時間に参戦していた時の車両「NSX GT2」が登場。今年はチーム国光でSUPER GTを活躍した山本尚貴が乗り込んだ他、先日750台限定の購入者抽選が終わった新型シビックTYPE Rは武藤英紀がドライブした。

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 そして、この日のもう一つのメインイベントとして開催された「SUPER FORMULA×SUPER GTスペシャルレース」。普段は別々に行うスーパーフォーミュラとSUPER GTを同時にレースさせるというものだが、今年は少し思考を凝らしており、最初の5周をスーパーフォーミュラが走行。全車同じ周にピットインし、SGT担当ドライバーにバトンタッチし、各NSX CONCEPT-GT CONCEPT-GTに乗り込み。エンジンを始動して後半の5周を戦うというものだ。注目のチーム編成は以下の通り。基本的にはSGTのGT500コンビでSF担当とSGT担当に分かれた形だ。

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<チーム1>
SF:塚越広大(No.10 REAL RACING SF14)
GT:武藤英紀(No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT)
<チーム2>
SF:山本尚貴(No.16 TEAM MUGEN SF14)
GT:伊沢拓也(No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT)
<チーム3>
SF:小暮卓史(No.34 DRAGO CORSE SF14)
GT:オリバー・ターベイ(No.15 ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT)
<チーム4>
SF:野尻智紀(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING SF14)
GT:松浦孝亮(No.8 ARTA NSX CONCEPT-GT)
<チーム5>
SF:中嶋大祐(No.64 NAKAJIMA RACING)
GT:ベルトラン・バケット(No.32 EPSON NSX CONCEPT-GT)

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 前半のスーパーフォーミュラから毎周にわたって順位が入れ替わる激しいバトルに。塚越を先頭に5周を終え、ピットイン。ここではドライバー同士がちゃんとタッチをすればOKというルールのため、NSX CONCEPT-GT CONCEPT-GTの横に止めるチームもあれば、100号車の伊沢は普段と異なりマシンに飛び乗る形でコックピットに収まるなど、やはり各チームともイベントとは言え、ライバルに負けまいとピットで1秒を削る工夫・作戦が見られた。

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 結局順位は大きく変わることなく後半のSUPER GTバトルへ。ここも各コーナーでオーバーテイクが見られる白熱したバトルに。この僅差のままファイナルラップに突入、最終コーナーまで決着がつかず、最後のストレートに帰ってくると、なんと5台が横に並んでチェッカー。記録上、僅差で山本/伊沢組がデモレースを制した。

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 今回はアロンソ、マルケスなど世界選手権のレースをメインで観戦しているファンも多かったが、その中でデモレースではありながらも国内2大カテゴリーの魅力を存分にアピール。最後はフィナーレに参加し、抽選で当たったファン限定のサイン会にも登場。今年1年間応援してくれたファンに笑顔で応えていた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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