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幕張でレッドブルF1マシンがデモ走行『Red Bull Enegry for Japan』

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東日本大震災で大きな被害を受けた日本に、エナジーを届けるために、レッドブルチームとセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ正ドライバー)が来日し、『Red Bull Enegry for Japan』が今週末、関東各地で開催される。
その第1弾のイベントとして、6月4日幕張海浜公園の特設エリアで、レッドブルF1マシンのデモ走行が行われた。

このイベントは、同会場に開催されている「BIG BEACH FESTIVAL ‘11」内のパフォーマンスの一つとして行われ、この走行を観覧は同イベントのチケット保有者と指定の案内チラシを持っている近隣住民の方が対象となった。

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F1マシンのデモ走行に先立ち、午後2時15分から「Red Bull AIR RACE」に参戦中の室屋義秀、ユルギス・カイリスによる「フライト・パフォーマンス」が行われた。
F1デモ走行を待っていたファンにとっても、ほとんどの方が初めて見るフライト・パフォーマンスに釘付けになり、低空で会場上空を飛ぶシーンでは、手を振る人、歓声を上げる人も多かった。

そして、午後3時45分。いよいよ、デモラン用に用意されたレッドブルF1マシンのエンジンに火が入り、特設ガレージから姿を現した。

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近隣住民の方が観覧するエリアとフェスティバル会場の観覧エリアを結んだ約1kmの直線を3往復したブエミのレッドブルF1マシン。特に最後は、近隣住民のエリア前で手を振りながら派手なドーナツターンを披露。中には初めてF1マシンの実走行を観る人も多く、最後のドーナツターンでは歓声も上がった。
走行後、マシンを降りたブエミは、迷わず観覧エリアのファンのもとへ歩み寄り、手を振りながら声援に応え、多くのファンに笑顔を元気を届けていた。

またデモ走行後、今も困難な生活を余儀なくされている被災者の方へ、ブエミはこのようなメッセージをくれた。

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「(震災の様子を)テレビで見て、とても辛い思いをしました。だけど、日本人はとても強くて、こういう事があっても前に進める人たちだと思っています。我々としても出来る事は精一杯やりますので、今日と明日のイベントを通して、皆さんに“スマイル”を与えることができればと思います。」

明日5日は横浜・元町ショッピングストリートで、朝9時からデモ走行イベントが行われ、ドライバーは今日と同じく、ブエミが担当。本人も「ショッピングストリートを走るのは、もちろん初めて。楽しみだよ!」とコメント。

いよいよ日本の公道を初めてF1マシンが走行する瞬間が近づいてきた。

『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』