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ポッカGT決勝:天候が二転三転する大波乱のレースは、GT500はウイダーHSV、GT300はR&Dレガシィが優勝!

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15時10分から87周勝負で行われた2011ポッカGTサマースペシャルは、雨と途中のセーフティーカーの影響により、規定周回に達する前に、18時30分の最大延長時刻を向かえ、86周を終了したところでチェッカーが出され、GT500クラスはNo.1ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル)が今季2勝目、GT300クラスはNo.62R&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太)が今季初勝利となる優勝を飾った。

朝から降り続いた雨は、決勝スタート時も降り続けていたが、徐々に天候回復。レース中に2回のピット作業義務が設けられているのを上手く利用し、各チームが何周目に入り、どのタイヤを装着させるか?という戦略面で大きく悩むレースとなった。

また、雨の中のレースとなり、コース各所で他社と接触したり、コースオフするマシンが続出。42周目にはNo.100RAYBRIG HSV-010の山本尚貴が高速コーナーの200Rでスポンジパットにマシンを乗り上げる大クラッシュ。幸い山本は無事だったが、安全にマシンを撤去するためにセーフティーカーが出動する、大波乱のレースとなった。

◆GT500クラス◆
GT500クラスはNo.46SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)とNo.23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)がリードする前半戦となったが、その1回目のタイヤ交換で豪雨用のタイヤを選択をしたことがミスになり、後退してしまう。そこでトップにたったのはNo.1ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル)だ。
しかし、2回目のタイヤ交換の際にウイダーHSVは少雨用タイヤ、追いかける立場になったMOLA GT-Rは晴れ用のスリックタイヤを装着。レース終盤に雨が上がる形になり、1周あたり約3秒速いペースでトップのウイダーHSVを猛追。残り10分を切ったところで、1.5秒差まで追い詰められたウイダーHSVを駆るデュバルだったが、最後の最後で雨が降り出し、MOLA GT-Rクインタレッリがペースダウン。

最後の最後まで我慢してトップを走りきったウイダーHSVが勝る形となった。

◆GT300クラス◆
GT300クラスは、天候変化に振り回されるチームが多く、目まぐるしく順位が入れ替わり、また接触やピット作業違反などにより、ペナルティを受けるマシンが続出した。
この中で、レース後半の路面が乾き始めたあたりから、好調な走りをみせたR&Dレガシィ。こちらも、残り15分のところでNo.33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)を130Rで追い抜き、そのまま独走。最終的に2位ハンコックポルシェに28秒の大差をつけ、優勝した。

『記事:吉田 知弘』