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【FN最終戦もてぎ】悲願の初タイトルへ!ロッテラーが決勝レース1・2ともにPP!

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2011年の全日本選手権フォーミュラニッポンの最終戦がツインリンクもてぎで行われ、チャンピオン争いでトップに立つNo.36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを更新する速さを見せ、決勝レース1・2の両方でポールポジションを獲得した。

今回の最終戦は、決勝レースを2回行う「2レース制」を採用。そのグリッドの決定方法は以下の通りとなった。

■レース1:予選Q1のタイム順で決定。
■レース2:通常のノックアウト予選と同じ決定方法。

まずレース1のグリッドを決める予選Q1では、熾烈なチャンピオン争いでトップに立っているアンドレ・ロッテラーが1分33秒483でトップタイムを記録。2位にはNo.41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)が食い込み、3位にはNo.37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。

一方、FN第4戦とインディジャパンにスポット参戦した武藤英紀(HP REAL RACING)も最終戦に出走。今季2戦目のフォーミュラニッポンということで、朝から調子の良い走りを見せていたが、Q1で15位となりノックアウト。決勝レースはレース1・2ともに15位からのスタートとなる。

レース2の上位グリッドを決めるQ2・Q3でも、ロッテラーの勢いは止まることなく、どんどんとタイムを更新。Q2で1分33秒010とコースレコードを更新すると、Q3では1分32秒989の驚異的なタイムをマーク。チームメイトでチャンピオン争いではライバルとなる中嶋一貴に0.125秒の差をつけ、レース2のポールポジションも獲得した。

今季、圧倒的な速さを見せつつも、あと一歩のところでライバルにポールポジションを奪われるなど、予選では悔しい思いをし続けてきたロッテラー。悲願の初チャンピオンがかかった重要な一戦で、長い間求めていたポールポジションを獲得し、満面の笑みを見せた。

予選後記者会見
No.36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
■レース1/1位(1分33秒483)
□レース2/1位(1分32秒989)※コースレコード
「良い一日だった。チームの皆がよく頑張ってくれたよ。特にQ2・Q3は完璧なアタックができた。今までなかなかポールポジションがとれなかったけど、今日は全ての要素が上手く噛み合った。それら全てのコンビネーションが噛み合わないとPPは取れないなと思った。(明日はいよいよチャンピオンがかかった決勝レースですが?)まずはスタートで1位を死守することに集中したい。レースは最後までどうなるか分からない。とにかくレース中はベストを尽くすだけ。あまりチャンピオンシップのことは考えずに、この1戦を勝つことに集中したい。」

No.41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)
■レース1/2位(1分33秒608)
□レース2/3位(1分33秒239)
「もてぎは地元だし、ここは勝たなきゃいけないレースなので、何とか勝てるようにチームと色々話して、フリー走行・予選と挑みました。予選でのフィーリングは良かったですが、もてぎでこのタイム差は多いので、悔しいです。地元のファンの前でポールポジションをプレゼントしたかったけど、叶いませんでした。明日は頑張って優勝したいです。」

No.37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
■レース1/3位(1分33秒631)
□レース2/2位(1分33秒114)
「予選はトラフィックもあって、イライラしながらの予選となりました。確かにアンドレは速かったけど、Q3の感触だとまだまだチャンスがあると思います。明日は天気はびみょうですし、アンドレの言うようにレースは最後まで何が起こるか分からないので、とにかく自分が出来る最大限の仕事をやり切りたいと思います。」


明日の決勝は2レース制となり、
レース1は午前10時15分から23周(タイヤ交換義務なし)、レース2は午後2時30分から34周(タイヤ交換義務1回)で争われ、いよいよ2011年のシリーズチャンピオンが決定する。

『記事:吉田 知弘』