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SUPER GT第8戦決勝速報:両クラスともにチャンピオンが決定

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2011SUPER GT第8戦もてぎGT250kmレースの決勝がツインリンクもてぎロードコースで行われた。
今季、雨に見舞われ続けているSUPER GT。このもてぎ戦も予選は雨、日曜朝のフリー走行も雨となってしまったが、決勝を前に太陽が顔を出し、最後の決戦はドライコンディションでレースが行われることになった。

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【GT500:NISMO GT-Rが今季3勝目、MOLA GT-Rが2位に入り初チャンピオン決定】
GT500はポールスタートのNo.46 SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)がスタートから独走。悲願のチャンピオンに向け、29周目にクインタレッリから柳田にバトンタッチを行う。今季絶好調のMOLA GT-R。このもてぎでも好調さを維持しており、このまま優勝を決めるかと思われたが、チャンピオン争いをするNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)が5位スタートから徐々に順位を上げてくる。ピットインのタイミングを利用し、No.39DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人)を逆転したNISMO GT-RはトップMOLA GT-Rを追いかける。新しく王者になろうとしている柳田とSUPER GTで何度もタイトルを獲得しているベテラン本山とのマッチレースに、もてぎに集まった26000人のファンは釘付けになった。

決着がついたのは41周目。V字コーナーでMOLA GT-Rを捕らえたNISMO GT-R。そのまま逃げ切り、今季3勝目を飾った。
一方、MOLA GT-Rの柳田は、抜かれた後も冷静なレース運びで、2位を死守。チャンピオン決定条件となる6位以内をクリアし、GT500参戦初年度でチャンピオンを獲得する快挙を成し遂げ、柳田は昨年のGT300に続き、今年はGT500でタイトルを獲得。クインタレッリにとっても、初のタイトル獲得となった。

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【GT300:初音ミクBMWが見事なポールトゥウィンで、逆転でチャンピオン獲得】
GT300はNo.11JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)とNo.4初音ミク グッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢)の一騎打ちの争い。雨の予選では不利と思われていた初音ミクBMWがポールポジションを獲得。首位JIM GINERが2位とフロントローからのスタートとなった。いつもは谷口がスタートドライバーを勤める初音ミクBMWだが、今回は番場が担当。スタートから2位JIM GAINERを引き離し、圧倒的な速さを見せ付けていく。一方のJIM GAINERはペースが上がらず苦戦。後半にはマシントラブルでピットスタートを余儀なくされたNo.33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)に逆転を許し、3位に後退してしまう。

トップ初音ミクBMW番場は、全く危なげない走りで谷口にバトンタッチ。谷口も、いつも通りの安定した走りでトップをキープし、そのまま優勝。最終戦で5ポイント差を逆転し、悲願の初チャンピオンを獲得した。

『記事:吉田 知弘』