2024年SUPER GTまもなく開幕! 新マシン登場に新予選方式と見どころが盛りだくさん!

  • 2024/4/8
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superGT 富士公式テスト
Rino Onodera

いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜14日に岡山県の岡山国際サーキットにて行われます。30周年を迎える今季も、注目のドライバーラインアップ、そして新車両の導入、予選方式の変更などトピックスが盛りだくさんとなっています。そんな開幕戦に向けて、注目ポイントをいくつかお届けしていきます!

予選でも2人のドライバーが力を合わせてグリッド獲得をする“タイム合算方式”に変更

今シーズンは、大幅にスポーティングレギュレーションが変更されたことが話題となっています。まずは環境問題に配慮し、両クラスでレースウイーク中に使用できるタイヤのセット本数が変更されます。公式予選では両クラスともにQ1、Q2が10分間となっており、タイヤ1セットのみでアタックを行うことが定められています。Q1とQ2で異なるドライバーが担当するのに変わりはないですが、タイム合算方式が採用されることになりました。

予選でもドライバーの力を合わせてグリッドを獲得する協力戦となっています。すでに公式テストでも模擬予選が行われていますが、観客含めドライバーやチームにとっても実践は第1戦岡山となるので、昨2023年までと違った予選方式に注目が集まりますね。どのような熱いタイム合戦が行われるのか、新方式でどのチームがポールポジションを獲得するのか見届けましょう。

GT500クラスの新型車両の導入と注目のドライバーラインアップ

superGT 富士公式テスト
Rino Onodera

予選方式に加え今季の注目ポイントとなっているのは、GT500においての新型車両の導入ではないでしょうか。ホンダはNSX-GTからCIVIC TYPE R-GTに車両を変更。5ドアハッチバッグのスタイルと、ベース車両のキャラクターが大きく異なるため、エンジンの面においてはレイアウトの変更が採用されているとのこと。

2023年と変わらず5チームに支給されますが、#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)以外は、ラインアップを変更。#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTに松下信治、#16 #8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTに佐藤蓮、#17 Astemo CIVIC TYPE R-GTに太田格之進、#64 Modulo CIVIC TYOPE R-GTに大草りきが新加入。CIVIC TYPE R-GTのデビューイヤーはどのような戦いぶりを発揮するのか期待が集まりますね。

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Rino Onodera

またニッサンはZを継続させますが、使用するタイヤが大きく変更されており、ドライバーもシャッフルされており、こちらも注目ですね。

#3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)、#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)はブリヂストンタイヤを使用します。また、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)はヨコハマタイヤを使用します。

23号車に千代、24号車に松田が移籍。そして3号車の三宅、24号車の名取が日産陣営のGT500クラス新加入し、新体制で2年ぶりの王座奪還へと挑むことになります。マシンのポテンシャルは変わらずとも、タイヤの変更で左右されるのか、それとも変わらず強さを発揮するのか、見どころですね。

続いてGT500クラスの最後は昨年チャンピオンを獲得したトヨタ勢です。こちらもマシンはスープラと変更はありませんが、ラインアップが変更されていますよね。そして、スーパーフォーミュラとSUPER GTにおいてチャンピオンを獲得した宮田莉朋は日本国内のレース活動からは離れることになり、不在となるが、強靭な体制で挑みます。

まずは2連覇を目指す#36 au TOM’S GR Supraには継続参戦の坪井翔と山下健太が新加入。開幕前のテストからライバルを圧倒する速さをみせ、今シーズンもチャンピオン最有力候補と目されている。

さらに#14 ENEOS X PRIME GR Supraに大嶋和也、#38 KeePer CERUMO GR Supraに石浦宏明が継続参戦しますが、その相方にはホンダ陣営から移籍した福住仁嶺と大湯都史樹が新たに加わり、新しい風が吹きそうな予感がしますね。

それに対し、#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、#37 Deloitte TOM’S GR Supra (笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)、#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra (関口雄飛/中山雄一)の3チームに変更はありませんが、トヨタ勢にとって2年連続チャンピオン獲得に向けた大切な1年となるため、注目が集まりそうです。

新燃料導入のGT300クラス。注目の勢力図は?

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Rino Onodera

GT300は新しい予選方式に加え、新燃料が導入され、バイオマス由来の非化石燃料の50%を混合した燃料が使用されることになります。GT500に続いて導入されることになりましたが、GT300にとっては1年目となるため、チームによってセッティングや適応も変わってくるところがあると思います。なので、勢力図が変わってくるのか、毎年激戦のGT300は2024年も見どころが盛りだくさんですね。

今シーズンも豪華な顔ぶれが揃っています。昨年王者に輝いた#52Green Brave GR Supra GTは吉田広樹の新しい相方として野中誠太が加入。新しい体制で王座死守を目指します。その他にも体制を変更しているチームが多いですが、#4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO(谷口信輝/片岡龍也)や#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、#88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、#96 K-tunes RC F GT3 (新田守男/高木真一)など体制は変わらずとも、強靭なラインアップで今季を戦っていくことになるので、開幕戦において今季の戦力図がどれほど明らかになるのか楽しみですね。

superGT 富士公式テスト
Rino Onodera

そして2023年第4戦富士で車両火災により参戦中断を余儀なくされていた#25 HOPPY Schatz GR Supra GTが復帰。こちらも目が離せません!

ここまでいくつか注目ポイントをお届けしてきました。いよいよ第1戦岡山は300kmレースとして幕を開けます。シーズン初戦のためサクセスウエイトも搭載されず、真っ向勝負が繰り広げられます。どのような熱いバトルが繰り広げられるのか、そして各チーム、陣営の勢力図はいかに……。

2024年も激闘が予想されるSUPER GTに期待が高まることが間違いなし。今季も年間8戦で行われる熱いバトルを現地で、そして映像で見届けて各ドライバーやチームに熱い応援を届けましょう!

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