【Formula Nippon】トヨタが2012年FN体制発表!松田次生がIMPULから本格復帰!

トヨタは、2012年の全日本選手権フォーミュラニッポンにトヨタエンジン搭載車で参戦するチーム・ドライバーを発表した。

今季は7チーム10台のマシンにエンジンを供給。昨年圧倒的な強さでチャンピオンを獲得したアンドレ・ロッテラーと、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した中嶋一貴は揃ってトムスに残留。No.1とNo.2をつける。

一番動きがあったのが名門TEAM IMPUL。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは在籍3年目を迎え、昨年まで平手晃平に代わり、以前から噂されていた松田次生がNo.20で本格的にFN復帰を果たす。2008年王者の松田の復帰も決まったことにより、今年は過去4年間のチャンピオン(松田、デュバル、オリベイラ、ロッテラー)が揃って参戦する、大激戦のシーズンとなりそうだ。

一方の平手は、今季から2台体制になるセルモ・インギングに移籍。若手の国本雄資とともにチャンピオン獲得を目指す。

KONDO RACINGは、昨年の全日本F3やSUPER GT(GT500)で活躍した安田裕信がルーキーとして参戦。また昨年から新規参入したル・ボーセは引き続き嵯峨宏紀がステアリングを握る。

ル・マンは大嶋和也が続投、KYGNUS SUNOCOは先日発表があったとおり、ロイック・デュバルが1年ぶりにフォーミュラニッポンに帰ってくる。

【2012年トヨタFN参戦体制】
■PETRONAS TEAM TOM’S
No.1:アンドレ・ロッテラー
No.2:中嶋一貴
■Team LeMans
No.7:大嶋和也
■Team KYGNUS SUNOCO
No.8:ロイック・デュバル
■TEAM IMPUL
No.19:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
No.20:松田次生
■Projectμ/cerumo・INGING
No.38:平手晃平
No.39:国本雄資
■Le Beausset Motorsports
No.62:嵯峨宏紀

昨年は、シリーズ戦全てのレースでトヨタエンジン勢が優勝し、中でも圧倒的な強さをみせたトムスチームが主導権を握るレースとなった。もちろん、ロッテラーvs一貴のチームメイトバトルにも注目が集まるが、オリベイラ、デュバル、松田といったチャンピオン経験者に加え、大嶋、平手といった優勝争いに絡んでくるドライバーもたくさんいる。

今年も、フォーミュラニッポンは0.001秒単位で勝敗が決まるレース展開になりそうだ。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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