【SUPER GT】第2戦(GT500決勝):DENSO KOBELCO SC430が波乱の500kmレースを制す!

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『撮影:SHIGE

SUPER GT第2戦FUJI GT500kmRaceの決勝レースが富士スピードウェイで行われ、DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)が残り5周で逆転、今季初優勝を手にした。

直前から雨が降り出しセーフティカースタート、2周目にほぼ全車が浅溝ウエットタイヤに交換したところで、雨が止みドライコンディションに戻っていく展開となった今回の500kmレース。これによりEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴)やENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也)などがフロントローでスタートしたチームが天候に翻弄され大きく順位を後退してしまう。

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序盤から目まぐるしく順位が入れ替わる中で、カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)とRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴)、DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)が優勝争いに名乗りを上げる。

IMPUL GT-Rがトップを快走する63周目、メインストレートでART TASTE PORSCHE(GT300)のティム・ベルグマイスターが突然挙動を見出し、ピット出口横のガードレールに激突。これによりセーフティカーが導入された。ドライブしていたティム・ベルグマイスターはドクターヘリで病院に緊急搬送されたが、幸い意識はあるとのこと。

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このタイミングを見計らってIMPUL GT-RとRAYBRIG HSV-010が最後のルーティンピットを済ませコースに復帰。この間にDENSO KOBELCO SC430がトップに浮上。後方からKEIHIN HSV-010の塚越広大が怒涛の勢いで追い上げてきたがベテラン脇阪寿一が上手く1位を死守、81周目に最終スティントを石浦宏明に託す。

39号車のピットによりトップは再び12号車のIMPUL GT-Rがトップに立ち、2位が100号車RAYBRIG HSV-010、DENSO KOBELCO SC430は30秒以上後方の3位から追い上げる終盤の展開となった。

セーフティカー中に最後のピットを済ませたトップ2台の作戦勝ちかと思われた残り15周。なんと再びあめが降り出し、トップ12号車はたまらず残り8周で緊急タイヤ交換を行う。代わってトップに立った100号車伊沢はドライタイヤでチェッカーまで走りきることを試みたが、どんどんペースが落ち、39号車に接近される。
ついに残り5周の1コーナーでコースアウトしてしまった100号車、その隙に39号車がトップを奪い返し、大逆転で今季初優勝を飾った。

2位には100号車RAYBRIG HSV-010。またしてもチェッカー目前でトップを奪われ、悔しさいっぱいの2戦連続2位表彰台となった。3位には終始堅実な走りをみせたMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)が入った。

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パルクフェルメに戻ってきた石浦と合流した脇阪は、笑顔で抱擁。今季から39号車に移籍してきた脇阪は2010年最終戦のもてぎ以来、石浦は2010年の富士GT500km以来の優勝となった。

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必勝体制で挑んだ今シーズン、見事目標としていた優勝を手にした脇阪は「スタートから天気に翻弄され、良い意味で開き直り、ポジティブな気持ちでレースに挑みました。ミシュランのタイヤはいろんな天候にも対応してくれるので、それが勝因に繋がりました。途中は“このまま3位かな”と思ったのですが、最後に神様が雨を降らせてくれて、相方の石浦も昔相棒だったロッテラーのような走りをしてくれました。」と大波乱のレースを振り返ると共に、後輩であり相棒である石浦の健闘を讃えた。
最後の大逆転劇を魅せてくれた石浦は「1周目の接触でコースアウトしてタイムロスもあったのですが、一生懸命走りました。ピットでドライバー交代して状況を確認したら、かなり離された3位だと分かって、勝てそうで勝てないのかぁという悔しい思いをしていたのですが、終盤に雨が降ってきて、それに助けられました。残り10周も切っていましたし、ミシュランはドライタイヤでも濡れた路面でけっこう走れるので、最後までプッシュしました。そしたらトップに立てました。今回は予選の深溝レインでも助けられましたし、中盤に素晴らしい走りをしてくれた寿一さんにも助けられて、ここにいられると思っています。嬉しいです!」とコメント。

大波乱のレースをドライバー・チーム・マシン・タイヤ。全ての要素でバランスよく走りきれた39号車が波乱のレースを手にした。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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