SUPER GT第4戦SUGOの決勝レース、GT300クラスはS Road NDDP NISMO GT−R(関口雄飛/千代勝正)が参戦4戦目での初優勝を飾った。
スタートからポールポジションのHANKOOK POESCHE(影山正美/藤井誠暢)を先頭にトップ9台による数珠つなぎの展開。その中でスタートドライバーを担当したルーキーの千代が徐々に順位を上げていく。ポルシェやランボルギーニといった海外のGT3マシンは燃費が悪く、30周を過ぎたあたりからピットイン。しかし千代は上位陣の中では一番遅い42周目でピットインし、関口にバトンを渡し、3位でコースに戻る。最初はタイヤの温まりの関係でペースが上がらなかったが、徐々に“関口らしい”アグレッシブな走りをみせ、50周目にはメルセデスSLSを抜くと、タイヤの消耗でキツくなったプリウスGTをロックオン。57周目に抜いてトップに浮上した。
その後も、他を圧倒する走りをみせた関口がそのままチェッカーを受け、チーム初優勝を飾った。
2007年以来、5年ぶりの優勝となった関口は「これまで内容は良かったけど結果がでないレースが続いていたので、今回は結果が出て嬉しいです」と安堵した表情をみせた。ルーキーの千代にとってはデビュー4戦目での初優勝。「初めてのGTで最初は戸惑った部分も多かったですが、今日はちゃんとレースが出来ました。チームも色んなシュミレーションを立ててサポートしてくれたので、感謝しています。」と笑顔で語った。
『記事:吉田 知弘』
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