【FormulaNippon】第6戦SUGO:伊沢拓也が今季2度目のPP!ダンデライアンがフロントロー独占!

『Photo:SHIGE』
『撮影:SHIGE

フォーミュラ・ニッポン第6戦SUGOの公式予選が行われ、伊沢拓也(DOCMO TEAM DANDELION RACING)が開幕戦の鈴鹿以来となる今季2度目のポールポジションを獲得した。

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午後1時40分からノックアウト方式で始まった公式予選。全18台が出走するQ1では、スポット参戦の佐藤琢磨(TEAM無限)。「Q2には進出したい」と予選までの記者会見でも語っていたが、わずか0.053秒及ばず14位。F・ニッポンデビュー戦は悔しいQ1敗退に終わってしまった。さらにQ2では前回もてぎで優勝を果たしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が10位でノックアウトされてしまうなど、波乱続きの展開となった。

その中でQ1から圧倒的な速さを見せたのがロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)。Q1で1分07秒284、Q2で1分07秒198と好タイムを記録しトップ通過。復帰後初のポールポジションも確実かと思われた。しかし、最終Q3で奮起したのはダンデライアン勢。1分07秒062を叩き出すと塚越も1分07秒083と続いた。一方のデュバルは久々のポール獲得に力んでしまいSPコーナーでミス。1分07秒526で伸びない。アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴のTOM’S勢もトップタイムを更新することが出来ず、伊沢の自身2度目のポールポジションが決定。2位もそのまま塚越が入り、開幕戦の鈴鹿以来となるダンデライアン勢のフロントロー独占となった。

開幕戦とは異なり、落ち着いた表情でマシンから降りてきた伊沢。「2回目のポールでもあるし、今回は最初から狙っていて、全てうまくいって勝ち取ったものなので、自分でも驚くくらい落ち着いています。朝から調子が良かったので自信はありました。Q1・Q2でデュバルに負けていたので、クルマを修正してQ3に挑んで、あとはクルマを信じて攻めていきました。僕は今、チャンピオン争いにギリギリ残っている状態で、明日は優勝が必須なので、細かいことは気にせずに最後まで攻め続けようと思います。」とコメントした。

 

一方2位の塚越は「明日は間違いなく伊沢さんとの争いになると思うので、負けないように頑張りたいと思います。」と、早くもライバル心を剥き出しにした様子。3位の松田次生(TEAM IMPUL)は「前回もてぎでは本当に悔しい思いをした。明日は優勝もそうですが、まずは表彰台をきっちり上がって、最終戦の地元鈴鹿に向けて弾みをつけたいと思います。」と意気込みを語った。

明日の決勝レースは14時00分から68周で争われる。明日は雨という予報も出ており、波乱のレースが待っていそうだ。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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