【FSC】レジェンドカップ参戦ドライバーがドライバーブリーフィングに参加。予選は明日に順延

今年もエキシビションマッチとして開催されるENEOS SUSTINA LEGEND CUP。今回も元F1ドライバーの中嶋悟氏や鈴木亜久里氏、現在SUPER GTで監督を務める長谷見昌弘氏、高橋国光氏など過去の国内外のレースで輝かしい成績を残してきたレジェンドドライバーたちがTOYOTA 86でのワンメイクレースを行う。

夕方の予選セッションを前にドライバーブリーフィングが行われ、現役時代に着ていたレーシングスーツ姿で登場するドライバーも多かった。毎回多くのファンを沸かせるレースとして人気の高いレジェンドカップ。今年は“元祖日本一速い男”星野一義氏がついに参戦。これまで参加の機会がなかった片山右京氏も今回初参戦となる。昨年、星野氏が務めた「名誉競技長」は松本恵二が今回担当。決勝レースでチェッカーフラッグを振る予定だ。

星野氏はカーナンバー12に合わせてカルソニックスカイラインの青いスーツで登場。片山氏は1999年のル・マン24時間レースで総合2位を獲得した時に使用していたトヨタTS020のスーツで登場するなど、当時を知るファンにとっては見逃せないレースになるかもしれない。

 

ブリーフィングでは、実際のレースと同じようにSUPER GTでドライビングスタンダードオブザーバーを務める服部尚貴氏が予選・決勝時の注意点が説明。

「この旗の意味、覚えていますか?」
「覚えているけど、見えませーん!」

「星野さん!自転車が通れる隙間は“空いている”とは言いません!」
「何があっても、クルマだけは壊さないように気をつけてください!」

と、レジェンドらしい(?)やり取りで和やかに進行。また最後にフォトセッションが行われた後、SUPER GTのFRO車両に同乗しているドクターにより抜き打ちでメディカルチェックではなく「血圧検査」が行われるなど、レジェンドカップらしい一コマも見られた。

本来は16時10分から予選が行われる予定だったが、悪天候により明日(18日)の午前7時30分〜8時00分に順延された。明日は予選も含め、SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンに負けないくらいの“伝説に残るレース”が繰り広げられるかもしれない。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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