【ビギナー観戦塾】2013F1日本GP観戦エリア紹介(1)「RED ZONE」

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いつもビギナー観戦塾をご覧いただきありがとうございます。

いよいよ今週末の24日に企画チケット、一般観戦エリアの「RED・BLUE ZONE」のチケットが発売されます!皆さん、お目当ての観戦エリアは決まりましたか?

毎年観戦に行かれている方でも迷ってしまうF1の観戦エリア選び。特に初めて観戦に行かれるファンの皆さんは、どの席を選べば良いか?まったくイメージも出来ていないと思います。そこで!今年もビギナー観戦塾では24日の一般発売で販売が開始される各観戦エリアをじっくりご紹介していきます。是非、こちらを参考にして選んでみて下さい!

2013F1日本グランプリ観戦エリア&チケット一覧

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【一番高額な席=“一番見やすい席、観戦する価値のある席”ではありません!】
毎年ビギナー観戦塾では最初にお話している事ですが「一番高額な席=一番観やすい、楽しめる席」とは限りません。F1は、観戦する人よって注目するポイントがそれぞれ異なる競技です。例えば・・・

・「ピット作業に興奮する!」
・「追い抜きシーンが大好き!」
・「マシン・ドライバーのテクニックや性能の違いが面白い!」
・「とにかくあのドライバーが好きで応援しています!」

様々な分野に注目しているファンが多いです。F1にしても、他のモータースポーツにしても、サーキット自体がものすごく広いので、全体を肉眼見ることは、残念ながら不可能です。だから「観戦エリア」と言う形で、どこかのエリアに絞って選ばなければいけません。

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そこで鈴鹿で実際に観戦する際には「“ここだけは”生で観たい!」という項目を絞って観戦エリアを選んでいただくと、最終的に当日も楽しむ事ができると思います。

今回は「このエリアではこのようなシーンが観られます!」という形で、各観戦エリアを分けて紹介していきたいと思います。

V1・V2席
V席

【V席は内容盛りだくさん!スタート&チェッカー、ピット作業を観たい方はお勧め!】
まずは、鈴鹿サーキットで一番華やかなグランドスタンド(V1・V2席)。ここではスタートシーン、チェッカー(ゴール)シーンの他に、緊迫のピット作業が生で観られます。2009年のグランドスタンド改修以来、(特にV2席は)各チームのピットを見渡せるようになっただけではなく、大型ビジョンも3つ完備、ピット出口の順位ボードも見えるため、「現地でもレースの流れを把握して観戦したい!」という方にはお勧めです。

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チケット金額が高いV2席はメインストレートの半分以上を見渡すことができ、グランドスタンド下段のV1席は、V2ほど眺めは良くないですがコースとの距離が近く迫力は十分です。

そして何より一番嬉しいのがアクセスの良さ。メインゲートからも一番近く。レース期間中に一番盛り上がる「GPエントランス」のすぐ前にV1、V2席の入口があります。もちろんフードショップも充実しているため、色々と便利です。

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★★細かなブロック分けのメリットは?★★
今年もV1席は3個、V2席は12個のブロック分けがされており、チケット購入の際もブロックごとで料金が若干異なります。これにはメリット・デメリットはありますが、基本的に1コーナー側を選ぶとスタート時にポールポジション(予選1位)を含む上位陣のスタートを目の前で観る事が出来ますし、最終コーナー側は表彰台の正面になるため、感動の表彰式を目の前で観る事が出来ます。また、このブロック分けをうまく使う事で、応援しているドライバーやチームのピットに近付く事も出来ます。

A1・A2席
A席

【スタートシーンや追い抜きシーンを観たい方は必見!】
続いてメインストレート(1コーナー寄り)にあるA1・A2席。基本的にピットビルから外れた場所にあるのでピットは見えませんが、鈴鹿サーキットの1コーナーに向かって駆け抜けていくマシンを目の前で観ることができます。

具体的に見ると、A1席はピット出口が正面に観える場所。今年もレースの勝敗を大きく左右するピット作業。それを終えてコースに合流した時「どっちが前なのか?」という緊張の瞬間をよくテレビでご覧になったこともあるかと思いますが、そのシーンが実際に“目の前”で繰り広げられます。また、金曜日フリー走行1回目。2013年のF1日本GPでコースインする最初のマシンの姿も、このA1席ならいち早く観ることができます!

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[左:A1席の様子(©KANSENZYUKU)]

一方、A2席はほぼ1コーナーが目の前。決勝でのスタート直後の激しい順位争いや1コーナーでの迫力ある追い抜きシーンを観ることができます!GPスクエアから少し歩きますが、他の観戦エリアと比べても移動距離は短いので、選んで損はない席ですね!

Q1・Q2席

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【RED ZONEでは一番倍率高いかも?大人気のQ1・Q2席】
毎年、チケット発売当日に売り切れになるほど大人気なのがシケインのQ1・Q2席。ここは1コーナー同様に鈴鹿サーキットでの数少ないオーバーテイク(追い抜き)ポイントの一つなので、レース中の追い抜きに期待できる他、シケインで急減速したF1マシンが最終コーナー~メインストレートに向けてアクセル全開で加速していく場所でもあるため、F1マシン独特の迫力あるエンジンサウンドを体感する事ができます。特に下段のQ1席はコースとの距離も近く、耳栓が必要なくらいのエンジン音と迫力を体感できます。また上段のQ2席はシケインを含めコース前半の東コースをほぼ見渡せるという点で、少々高額な席ですが毎年大好評です。

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[Q2の最上階まで行くと、ご覧のような景色!(©KANSENZYUKU)]

★★Q2内のどのエリアを選ぶと良いのか?★★
今年もQ2席は細かく3つのエリアに別れています。Q2-1席は最終コーナー寄りで「シケイン+最終コーナー」が見渡せます。一方130R側Q2-3席はシケインがほぼ目の前で130Rからシケインに進入してくるマシンも見渡すことができます。どれを選べば良いか?悩んでしまうところですが、どちらを選んでも魅力的な観戦エリアであることは間違いありません!

S・R席

【GPスクエアから近い最終コーナー席、S席は“ファミリーシート”に!】
シケインのQ1・Q2席は大人気エリアではあるんですが、グランプリ期間中に最も盛り上がる「GPスクエア」から少し離れてしまうため移動が大変。それより少し近い最終コーナーの席がS席とR席です。

S席は今年新しく導入された「ファミリーシート」になるため、ご家族で観戦に行かれる方は必見です!(詳しくはこちら

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[右:R席からの景色※座席ブロックに寄っては見え方がズレるばあいもあります(©KANSENZYUKU)]

その隣にあるR席は最終コーナーを正面にしてシケイン〜メインストレート。座席に寄っては1コーナーに進入していくマシンまで観ることができます。こちらもシケインから全開でストレートに向かっている最中の区間なので迫力抜群!またバックショットではありますがメインストレートが少しだけ見えるのでスタートの瞬間も(座席によっては)観戦可能です。

いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したRED ZONEのチケットは3月24日(日)10:00から鈴鹿サーキット公式Webサイト内のオンラインチケットショップで発売されます。比較的チケット料金が高いエリアばかりですが大人気なので24日の発売開始と同時に購入を目指しましょう!

次回は1・2コーナーやS字区間のエリア「BULE ZONE」をご紹介していきます。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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