【SF】国内2連覇に挑む中嶋一貴「タイトルを守るのではなく、もう一度“獲りに行く”」

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 今年から名称を変更して新シーズンがスタートする全日本選手権スーパーフォーミュラ。1996年から17年間続いてきたフォーミュラ・ニッポンで、最後のチャンピオンドライバーとなった中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)。今年はカーナンバー1をつけて、名称は変わったものの全日本のトップフォーミュラ“2連覇”に向けて挑戦するシーズンとなる。26日に東京国際フォーラムで行われた「2013スーパーフォーミュラ体制発表会」に登場した一貴は、タイトル防衛がかかる今シーズンに向けて意気込みを語った。

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 昨年は最終戦鈴鹿の決勝RACE2で9番グリッドから奇跡の大逆転劇でシリーズチャンピオンを勝ち取った。開幕戦の鈴鹿ラウンドでも優勝するなど相性の良いコースに見えるが、3月4・5日に行われた公式合同テストでは初日5位、2日目は9位と精彩を欠いた。
「鈴鹿のテストでは新しくなったタイヤの合わせ込みが上手く行かなかった部分もありますし、元々鈴鹿は得意としているコースではないので、それがそのまま結果に出たのかなと思います。ただタイヤが変わったことで良くなっているチームもあるので、そこは我々もチャンスと捉えて知恵を絞って何か見つけていきたいです。鈴鹿が良くなかったのは昨年も同じなので、“慌てず騒がず”で1年間戦っていきたいと思います。とは言っても鈴鹿は落とすことが出来ない重要なレース。年に2回開催ですし、ここを落とすとチャンピオンシップで不利になってしまうのも事実なので、開幕まで時間はないですが自分もチームも良い準備ができればと思います。」

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 今年の目標は“国内2連覇”になる一貴。今までは挑戦者という立場でチャンピオン争いに挑んでいたが、今年は現王者という立場で今シーズンに臨むことになる。しかし、立場は変わっても“チャンピオン獲得”に対する考え方は、今までと変わらないという。
「今年カーナンバー1を付けることになりますが、チャンピオンは守るものではなく、今までと変わらず取りに行くものだと思っています。また一から頑張りたいです。今まで使用してきたスウィフトのシャシーも今年で終わり。色んな意味で区切りとなる年になると思います。スーパーフォーミュラ初年度でチャンピオンを取るためにも、まずは鈴鹿で良いレースをしたいです。開幕戦はレース距離が300kmになる予定で、我々が得意としているレース戦略の部分を活かせられれば良い結果に結びついてくれるでしょうし、まずは予選を含め純粋なスピードで上位にいることが重要なので、そこを意識していきたいと思っています。」

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[中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)]

 最後に今シーズンの展開についてコメント。20・21日の富士合同テストでは弟の中嶋大祐が総合3番手のタイムを出すなど絶好調。やはり“中嶋兄弟対決“がファンとしては気になるところだろう。それについて兄の一貴はこう語った。
「富士のテストでも調子良かったみたいですが、やはり兄としては負けられないですね。もちろん、レース中にぶつかることだけは避けたいです。ただ今年は大祐だけではなく、本当にライバルが多いです。昨年はインパルとダンディライアンが主なライバルでしたが、ルマンもナカジマレーシングもテストでは速かったので、厄介ですね(笑)。今年は優勝争いに絡むドライバーが増えてくることは間違いないです。我々ドライバーからすれば厳しい状況ですが、観る側からすれば面白いシーズンになると思うので、是非ファンの皆さんにはサーキットに来てスーパーフォーミュラの迫力を味わって欲しいですね。」

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 今年は例年になく接戦となっているスーパーフォーミュラ。現王者と言えども、少しでもミスをすれば予選Q1敗退の可能性もあるほど誰がトップに来てもおかしくない状況にある。その中で2連覇に向けて一貴が「どう立ち向かい、シーズンを組み立てていくのか?」非常に楽しみなシーズンになりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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