【INDY】2013第7戦デトロイト(Race2):パジェノーが初V!ホンダエンジン勢がトップ5独占

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2013年のインディカー・シリーズ第7戦デトロイトの決勝が現地時間の2日、ミシガン州デトロイトにあるベル・アイル・レースウェイで行われた。今週末は2レース開催となるインディ。前日のRace1で見事優勝を飾ったマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)がポールポジションを獲得し、70周勝負のRace2がスタートした。

晴天のドライコンディションで始まったRace2。早速スタートにAJ・アルメンティンガー(チーム・ペンスキー)がクラッシュにフルコースコーションになると、レース前半からリスタート時を中心に多重クラッシュが相次ぐ荒れたレースとなった。

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そんな中、今週末は絶好調のコンウェイを押さえてレースの主導権を握ったのが6番手スタートのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)だ。序盤のコーション時を上手く利用して1回目のルーティーンストップを早めに済ませると、レース中盤にトップに浮上。リスタート後の多重クラッシュがコース上でのアクシデントで、ライアン・ハンターレイやEJ・ヴィソといった好調アンドレッティ・オートスポーツ陣営が次々と脱落していく中、最後まで安定した走りを維持。見事インディでの初優勝を手にした。

2位には若手のジェームス・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、3位にはコンウェイが入った。さらにスコット・ディクソン、ダリオ・フランキッティのチップ・ガナッシ・レーシング勢が4・5位に入り、ホンダエンジン勢がトップ5を独占。先週のインディ500では惨敗だっただけに、ここでの活躍でマニュファクチャラーランキングでシボレーに近づいた。

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日本期待の佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は21番手からスタートし、コーションのタイミングを使って上手く順位をアップ。しかし、24周目にルーキーのトリスタン・ボーティエと接触しコース脇のバリアにクラッシュ。今季初のリタイヤ(リザルト上は23位)という結果に終わってしまった。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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