2013年のIZODインディカー・シリーズ第9戦テキサス。今回はプラクティスからトラブルもなく予選セッションに挑んだ佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)だったが、一歩及ばず15位という結果に終わった。
プラクティスから勢力的に走り込みを行い、前回テキサスで課題となった「タイヤの消耗」についてデータ収集を行った。今回もショートオーバルのため1台ずつのタイムアタックする形式。各車2周連続で走り、その合計タイムで予選順位が決まる。4番目に出走した琢磨は1周目に好タイムを叩き出したが、2周目のターン3からターン4にかけてベストラインを少し外してしまい、そこでのタイムロスが響いた。
佐藤琢磨コメント(Honda公式サイトより)
「予選アタックの1ラップ目は、いつも通りにマシンを感じながらペースアップをしていきました。アタック2周目も1ラップ目と同じペースで走りきるつもりだったのですが、それができませんでした。タイヤのグリップ低下が感じられたのと、プラクティスまでと風向きが変わっていたため、ターン3からターン4へと向かうところでクルマのフロントが思った通りにインに入っていきませんでした。それでも、アクセルをできるだけ緩めずに、マシンをコントロールし続けた結果、ラインがワイドになってグリップの低いエリアを走ることとなり、減速してしまいました。悔しい予選結果ですが、レース用のマシンのセットアップはよいものにできていますから、明日は15番グリッドからポジションを上げていく戦いをしたいと思います」
注目の決勝レースは、日本時間の16日早朝5時00分から予定されている。今回もタイヤマネジメントがレース結果を大きく左右するポイントの一つになるだろう。今回はプラクティスでしっかり走り込めており、ラップタイムも良かった。それだけにトップ10圏内でのフィニッシュに期待したい。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。