【F1】2013第8戦イギリスGP:フリー走行3回目もロズベルグ最速、母国GPのハミルトンが2番手

©MercedesAMG
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 F1第8戦イギリスGPは2日目を迎え、公式予選を前に最後の練習セッションとなるフリー走行3回目が行われた。昨日は雨も降ったシルバーストンだが、この日は太陽が顔を出し、気温16℃、路面温度20℃と少し肌寒い中のドライコンディション。しかし名物のハンガーストレートやマゴッツ・べケッツ・チャペルの連続S字セクションでは強い追い風がふくなど、レースセッティングの決め込みを考えている各陣営を悩ませる1時間となった。

 ここでも群を抜く速さを見せたのがメルセデスAMG勢。序盤からハードタイヤで積極的にタイムを更新したルイス・ハミルトンがトップタイム死守。母国GPだけあってフリー走行からトップタイムを勝ち取りたいところだったが、残り10分でミディアムに履き替えたニコ・ロズベルグが1分31秒487を記録し、一気にトップ浮上。ハミルトンも1分31秒633までタイムを縮めるがチームメイトを上回ることはできずチェッカーフラッグ。今シーズンは一発の速さで圧倒的なパフォーマンスをみせるメルセデスAMGがワン・ツーを独占。しかも彼らだけが1分31秒台を記録し予選に向けて好調さをアピールした。

 3位には現在ランキング首位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分32秒078を記録。約40分以上に渡ってハードタイヤでロングランを敢行。ボディ上の風の流れが分かる塗料を塗って、この日もセッティングのチェックを行うなど、決勝レースに向けての準備を着々と進めていた。

 注目の公式予選は日本時間の21時00分からスタート。このままメルセデスAMG勢がフロントローを独占するのか?それともランキング首位にたつレッドブル勢が逆転劇をみせるのか?注目の予選から目が離せない。

『記事:吉田 知弘』

【F1第8戦イギリスGPフリー走行3回目結果】
1位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)1分31秒487
2位ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)1分31秒633
3位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分32秒037
4位マーク・ウェバー(レッドブル)1分32秒078
5位ロメイン・グロージャン(ロータス)1分32秒391
6位ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)1分32秒440
7位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1分32秒454
8位キミ・ライコネン(ロータス)1分32秒459
9位エイドリアン・スーティル(フォースインディア)1分32秒536
10位ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)1分32秒571
11位ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)1分32秒580
12位ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分32秒926
13位パストール・マルドナード(ウィリアムズ)1分33秒133
14位ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)1分33秒225
15位フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分33秒273
16位バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)1分33秒309
17位エステバン・グティエレス(ザウバー)1分33秒370
18位セルジオ・ペレス(マクラーレン)1分33秒607
19位シャルル・ピック(マルシャ)1分34秒971
20位ジュール・ビアンキ(マルシャ)1分34秒990
21位マックス・チルトン(マルシャ)1分36秒694
22位ギド・ヴァン・デ・ガルデ(ケータハム)1分37秒443

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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