【SF】2013第3戦富士:フリー走行は16台が1秒以内にひしめく大混戦!トムスが1−2発進

©KANSENZYUKU

全日本選手権スーパーフォーミュラの第3戦富士がいよいよ開幕。予選が行われる富士スピードウェイでは、1時間のフリー走行が行われた。

朝はやや涼しかったサーキットも時間が経つにつれて湿度が増し、曇りながらも蒸し暑く感じるコンディション。それでも各コーナーには自慢の一眼レフを持ったアマチュアカメラマンが1時間にわたって積極的にマシンの走行シーンを撮影する姿がみられた。

ここ富士スピードウェイは1.5kmのロングストレートがメインとなる他、ヘアピン状の1コーナーや後半のダンロップシケインなど、フルブレーキングで進入するコーナーなど、これまでの2コースとは大きく異なるキャラクターを持っている。各車は限られた時間を使って予選・決勝用のセッティング確認やブレーキングポイントの見極めなどを行なっていた。

残り5分になって予選のシミュレーションが始まると速さをみせたのが、ここ富士を得意とするトムス勢が上位を独占。アンドレ・ロッテラーが1分24秒986でトップに立つと、チームメイトの中嶋一貴も0.008秒差に迫る2位タイムをマーク。3位にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、4位にロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)などトヨタ勢がトップ5を独占するフリー走行となった。ホンダエンジン勢でのトップは小暮卓史(NAKAJIMA RACING)の6位。しかし、その差はわずか0.148秒と僅差。結局フタを開けてみれば1位ロッテラーから16位の小林崇志(TEAM無限)までが1秒以内にひしめく大接戦のタイムリザルトとなった。

注目の公式予選は13時50分から行われる。トヨタ有利のように見えるが、ホンダ勢にも予選で上位に食い込む可能性は十分残っており、Q1から激しいタイムアタック合戦が展開されそうだ。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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