レースも3分の1を終了した67周目。今レースで1つ目のターニングポイントを迎えたクリスタルクロコ ランボルギーニ GT3(山西康司/細川慎弥)が西ストレートでタイヤバーストさせ、ストップさらにオイルもコース上にばらまいてしまったため、その処理のためにセーフティカーが導入された。
ちょうどGT500・300ともに2回目のピットストップのタイミングだったため、ピットは大混乱。そんな中、3位を走っていたZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)はピットレーンオープンになる前に入ってきてしまい、出口が約1周に渡ってクローズ。これにより38号車は1周遅れの14位に後退してしまうという大失態をしてしまった。
一方、トップを走るウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)は86号車のタイヤバースト時に出たゴミがフロント部分に付着するというハプニングがあったが、直後にピットインし山本に交代する間に処理。事なきを得た。
しかし、これにより順位が大きく入れ替わり、REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)がトップ。MOTUL NISMO GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が2位と日産勢がワン・ツー体制を築き74周目にレースが再開。ところが、セーフティカーが導入された瞬間(ホームストレート上での隊列整理が終わる前)にピットに入ったチームは、レギュレーション違反にあたるため、90秒のペナルティストップが言い渡される。実は、1号車がこれに該当し、無念の90秒ストップ。なんと10位に後退してしまった。
MOTUL NISMO GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)はたまたまセーフティカー導入前にピットを済ませていたためトップをキープ。2位にウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)と続いているが、18号車はSC中(ピットオープン後)に作業を行ったため、300車両などが間に入った中でリスタートを迎えたため、23号車との差は20秒。現在86周目を消化し、山本が15秒差まで追い上げている。
『記事:吉田 知弘』
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