【ビギナー観戦塾】初心者ファン向け2013F1日本GP観戦ガイド/土曜 公式予選

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いつもビギナー観戦塾をご覧いただきありがとうございます。

先日からご紹介している「初めての鈴鹿を2倍・3倍楽しむためのポイント紹介!」今回の第3弾は、12 日(土)に行われるフリー走行3回目と公式予選です。世間的には、この日から3連休ということで、土・日の2日観戦を予定されている方が一番多いのではないかと思います。

全く右も左も分からないまま、訳が分からないまま予選が終わってしまわないように、こちらを参考にしていただければと幸いです!

第1弾:『木曜ピットウォーク編』
第2弾:『金曜フリー走行編』

【混雑に備えて、早め早めにサーキット入り!】
特に初めて観戦に行かれる方は、確実にフリー走行の見られる時間(午前11時~)に間に合わせるためにも、大げさですがサーキットには9時~9時30分を目標にして到着することをおすすめします。
そうすれば、観戦エリアまで余裕をもって移動できますし、グッズを買う時間もあるので、早朝にはなってしまいますが、できるだけ早めにサーキットに着いていると楽です。

★ゲートオープンに参加して、F1日本GPならではの雰囲気を味わおう★
せっかくですから、少し早起きしてゲートオープンと同時にサーキット入りしてみるというのも、一つの手です。F1に限らず、鈴鹿で開催されるレースではゲートオープン前から多くのファンがメインゲートに列を作り、朝ラか盛り上がりを見せるのですが、やはりF1に関しては雰囲気が違います!

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またゲートオープン時にはオリジナルのファンファーレが鳴り、シグナルのカウントダウンとともに開門する演出があるのも鈴鹿サーキットならでは。これも鈴鹿に長年通い続けているファンにとっては欠かすことができないイベントになっています。毎日というのは難しいと思いますが、是非どこか1日だけでもゲートオープンに合わせて来ていただいて、その雰囲気を味わってみてください!
※レースイベントによってはファンファーレがならない場合もあります。
※このフファンファーレは、メインゲート付近でないと聞こえません。

★公式レースプログラムを手に入れて、よりレースを楽しもう!★
各観戦エリアに移動する前に、ちょっとお勧めしたい購入アイテムが有料の大会パンフレット「公式レースプログラム」です。
出場するドライバーやチームの紹介ページや、鈴鹿サーキットのコース紹介、ルール解説など、非常に分かりやすく書かれている1冊。値段2,000円と、ちょっと高く感じてしまう部分もありますが、この週末にサーキット内限定で販売されるものです!

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[サーキット内のプログラム売り場]

レースを2倍、3倍楽しむためのアイテムにもなりますし、日本GP観戦記念にもなります。例えば、F1好きの知り合いや友人にお土産を買って帰る場面があれば、通常のお菓子を買って帰る代わりに、「公式レースプログラム」を買って帰るというのも良いかもしれませんね!

もちろん、絶対に買わなければいけないものではないので、サーキットに行った時に、少しプログラム売り場を覗いてみてください。

【フリー走行3回目(11:00~12:00)】
いよいよ予選前最後のフリー走行、各チームも予選に向けての準備に余念がない1時間となります。金曜日から見ている方は、フリー走行2回目と同じポイントをチェックすると、さらにチームやドライバーの変化などが見えてくると思います。土曜日から観戦の人は、最初の30分は迫力に浸って、残りの30分はマシンの違いなどに注目してみると、予選に向けて調子の良いチーム、良くないチームが感じ取れると思います。

★タイヤのロゴを見分けられるようにしよう!★
昨年から全チームがピレリタイヤを装着しているF1。今回はミディアム(白)・ハード(オレンジ)の2種類のドライ(晴れ用)タイヤが持ち込まれる予定です。その見分け方は、側面に書かれているロゴの色。ソフトが黄色でハードが銀色です。よく見れば簡単に分かるかと思いますが、最初は慣れないと思うので、フリー走行の間にチェックしておきましょう!

【お昼休み(12:00~14:00)】
金曜日以上に人が多くなっている分、お弁当屋さんもグッズショップもお手洗いも混雑します。さらに予選まで2時間しかありません!

観戦エリアから移動→昼食→お手洗い→移動して観戦エリアへ

これだけであっという間に予選になってしまいます。できるだけ「予選前に済ませておきたい事」をピックアップしておいて、あまり欲張りした行動はしないようにしておくと、予選開始に間に合います。
※特に予選前は、お手洗いが非常に混雑するので、ご注意ください。

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[お昼の時間帯は、GPスクエアを中心に混雑します]

【公式予選(14:00~15:00)】
フリー走行から2時間後、いよいよ決勝のスタートグリッドを決める公式予選の時間になります!

できるだけ「予選開始15分前」を目標に、観戦エリアに戻るようにしていただけると、余裕をもって予選を観ることができます。まず、観戦エリアに戻って感じる事はサーキット全体を包み込む緊張感。今までのフリー走行とは違い、予選は決勝グリッドを決めるための重要なセッション。しかも追い抜きポイントがほとんどない鈴鹿では「予選の結果=決勝の結果」と言っても良いくらい、予選の結果が重要になってくるため、サーキット全体が物凄い緊張感に包まれています!!
特に5分前になると、セーフティーカーがコースを1周し、最後の安全確認を行い、大型ビジョンには、よくTV中継でも流れるF1のロゴが映し出され、国際映像の放送が始まっていきます。

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そして午後2時、公式予選のスタート!ここでのポイントは、みなさんの大好きなドライバー・チームがポールポジション(予選1位)を獲得できるように応援することに尽きます!
その予選を見守るためにも、予選ルールを把握しておくことが重要だと思います。

おそらく、普段から予選を見ていない方、今回が「TV観戦も含めて、初の予選!」という方ももいらっしゃると思います。決勝レースとは違った緊張感、醍醐味があるのが予選です。一度ルールを確認してから、現場で観戦すると、より楽しめると思います!

また、予選終了後も、少しの間だけ観戦エリアに残っていると、ポールポジションを獲得したドライバーのタイムアタック映像(車載映像で1周ノーカット)の再生や、予選後の公式記者会見(通訳なしですが)もノーカットでサーキット内の大型ビジョンで見ることができます。

【公式予選終了後(15時00分~)】
こうして、緊張と興奮の予選が終了すると、ほとんどのファンは帰り支度を始めます。ここから「土曜日の帰り交通渋滞」が始まっていくのですが、時間に余裕のある方は“せっかく鈴鹿にF1を観に来たのだから”、もう少し残っていきましょう!
お土産やグッズ購入の時間もゆっくり取れますし、予選終了後も見逃せないイベントが盛り沢山です!

★F1日本グランプリ前夜祭★
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いよいよ残すは日曜日の決勝のみ。決戦前夜の鈴鹿サーキットグランドスタンドを使って皆で盛り上がろうというイベントが「F1日本グランプリ前夜祭」です。今年は鈴鹿でのF1開催25周年ということで、登場するゲストも豪華!1987年の第1回大会に参戦した中嶋悟氏と、息子の一貴・大祐兄弟による親子3人揃ってのトークショーや鈴木亜久里氏、国内レースで大活躍中の伊沢拓也選手も登場。さらに一貴選手、大祐選手による夜間でのF1デモ走行!乗り込むマシンは父の悟氏が現役時代に乗っていたF1マシンです!さらにさらに第2部では小林可夢偉選手の出演も決定!10万人の可夢偉コールが沸き起こった2012年のF1日本GPをダイジェスト映像とともに振り返ると・・・とにかく盛りだくさんなスケジュール!こちらも要チェックですね!

いかがだったでしょうか??
こうして土曜日も、色々楽しめるポイントや見どころはたくさんあります!土曜日から観戦という方は、是非お役立ていただけると幸いです。

次回は「日曜日の決勝での“初観戦のポイント”」をご紹介したいと思います。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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