【SGT】2013最終戦もてぎ:ルマンが逃げ切り今季初V!混戦のタイトル争いは立川/平手組に軍配

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©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 SUPER GT最終戦ツインリンクもてぎ。いよいよチャンピオンが決まる決勝レースの日を迎えた。早朝は第7戦オートポリスを彷彿とさせる深い霧に包まれてしまうが、お昼になるにつれ太陽が顔を出し始め、晴天の中で最終決戦が始まった。

 史上稀に見る15台中8台のマシンにチャンピオン決定権があるGT500クラス。前日の予選では明暗が別れ、ランキング2位のPETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、3位のウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)が後方に沈み、4位KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘)と5位のMOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が上位に食い込んだ。

 スタートではポールポジションのENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資)がトップを死守。2位に17号車の金石が続くが、4番手スタートのZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)が23号車のクインタレッリのインを突き3位に浮上。その後すぐに金石もパスし2位に浮上する。これでタイトル争いをしているメンバーの中で先頭に立つ。トップの6号車大嶋、2位の38号車平手がペースを上げていく中、3位以下は大混戦。そこに追い上げを狙う36号車のロシターと18号車の山本も加わり、合計7台による大混戦バトルが展開された。

 大きな順位変動がないまま18周を過ぎると各車続々とピットイン。ドライバー交代。その中でいち早く動いた17号車が見せ場を作る。迅速な作業と後半スティントを任された塚越の力走で翌20周終わりにピットインした38号車の背後に。タイヤが冷えている間に抜き去りたかったが、立川も懸命にこらえ2位を死守した。その後、DENSO KOBELCO SC430(石浦宏明)に一度抜かれるが、再びペースを取り戻し35周目に石浦を抜き返すと、ペースが遅くなり始めた立川もとらえ38周目の2コーナーでついに逆転。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 これで逆転タイトルの可能性が強くなった17号車。自ら優勝を勝ち取るか、2位のまま38号車が4位以下に転落すればタイトルが決まる。塚越は持てる力を全力で出しトップの6号車国本を猛追。一時は25秒近くあった差を、わずか数周で15秒差に縮めた。一方3位争いは立川のペースが上がらず4位石浦、5位一貴も追いつきレクサス勢の団子状態に。ただ同じメーカーということもあってか、激しいバトルが繰り広げられることはなかった。

 結局、塚越の猛追も届かず10秒以上のリードを持ったまま国本が53周を走り切りチェッカーフラッグ。チームにとっては待望の今季初優勝。国本はGT500参戦2年目にして嬉しい初優勝を飾った。2位には17号車ケーヒンが続き、3位は38号車セルモが入った。これにより立川/平手組のシリーズチャンピオンが決定した。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU ©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 シーズン途中ではノーポイントのレースが続き、一時はランキングでもトップ10から外れることがあったが、チーム全体で諦めずに終盤戦に集中。後半3レースを全て表彰台で締めくくった。パルクフェルメに帰ってきた立川を平手と高木虎之介監督が出迎え、歓喜の抱擁。その表情は感極まっているというものではなく、全てを出し切ったという顔をしていた。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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