【GP2】伊沢拓也の2014GP2シリーズへのフル参戦が決定!

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2015年にF1への復帰が決まっているHondaは23日、直下のカテゴリーであるGP2に国内レースで活躍中の伊沢拓也がフル参戦することを発表した。

 Hondaは以前から若手ドライバー育成のためにSRS-F(鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラ)やHFDP(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)を展開。これまでも佐藤琢磨をはじめとした世界で活躍する日本人ドライバーを輩出してきた。来季からのF1復帰に向け、タッグを組むマクラーレン・レーシングの育成プログラムと協調し、GP2に有望なドライバーが参戦出来る環境を準備。そこに今回は伊沢が挑戦することになったのだ。

 用意されたシートはフランスを拠点とする名門「ARTグランプリ」でルイス・ハミルトンやロメイン・グロージャン、ニコ・ヒュルケンベルグなど多くのF1ドライバーが在籍したチームだ。

 今回の参戦決定にあたり、伊沢はリリースでコメントを発表。「今シーズン、数多くのF1ドライバーを輩出し、世界のトップドライバーがしのぎを削るGP2 シリーズへの参戦が決まり、これまでにない感情が湧いています。私自身にとって大きな挑戦となりますが、その先に続くものがいかに重要かを考えれば、必ず成功しなければいけないプロジェクトだと思っています。もちろんプレッシャーもありますが、国内トップカテゴリーで6年間戦い、学んだことに自信を持ち、また、Hondaのチャレンジングスピリットを受け継いだドライバーとして、これから世界に向けて、新たな一歩を踏み出します。今回、チャンスを与えてくれたHondaをはじめ、これまでサポートしてくれたすべての皆様に感謝しています。応援よろしくお願いします」と意気込みを語っている。

 残念ながら、今年のGP2開催スケジュールはSUPER GTとほぼ同日程でスーパーフォーミュラも何レースか重なっている。今年は彼の走りが日本国内で観られない可能性は高そうだが、F1に繋がるチャンスが高い舞台での活躍に期待したい。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…
  2. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…

最近の記事

  1. Onodera RIno  10月20日、大分県のオートポリスで2024スーパーGT第7戦『…
  2. JRP  10月13日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて全日本スーパーフォーミュラ選手権…
  3. Rino Onodera 悪天候により朝の公式練習では赤旗続出。午後の公式予選もキャンセルに…
  4. SUPER GT Rd.4 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 約2カ月間のインターバルを挟み、2024AUTOBACS SUPE…
  5. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る