【SGT】2014年GT500クラス参戦チーム&ドライバーリスト

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 今年も国内3大メーカーによる激しいバトルが予想されるSUPER GTのGT500クラス。レクサス、ホンダに続き日産も14日に今季の参戦体制を発表し、全メーカーの参戦チームとドライバーが出揃った。昨年と変わらずレクサスが6台、ホンダは5台、日産は4台がフル参戦。計15台で争われることになる。

2014SGT参戦チーム&ドライバーリスト

 レクサスは6台中4台が昨年と同じドライバー体制。39号車のサードで2年間活躍した脇阪寿一に代わり昨年のル・マン24時間(WEC第3戦)ではアウディで活躍したオリバー・ジャービスが加入。石浦宏明とコンビを組む。サードを離れた脇阪は19号車バンドウに加入。そのパートナーには日産でGT500を戦っていた関口雄飛が移籍。期待の若手が脇阪とコンビを組むことになった。

 ホンダ勢は、17号車ケーヒンの塚越広大/金石年弘組以外はすべてコンビを変更。ヴィタントニオ・リウッツィなど、新たに3人の外国人ドライバーを迎え入れNSXの名に恥じぬようチャンピオン奪還を目指す攻めのラインナップを揃えてきた。これまで国内GTなどで数々の栄光を勝ち取ってきた伝統あるマシン「NSX」。ハイブリッドシステムを搭載した新モデルがどんな活躍を見せるのか、注目だ。

 そして3メーカーでは最後の発表となった日産は4チーム全てで組み合わせを変更するという大シャッフルを敢行。松田次生が7年ぶりにNISMOへ戻り、2011・2012年王者の柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組は解体。クインタレッリはNISMOに残り、柳田はMOLAへ戻って大ベテランの本山哲と組む。またKONDO RACINGの安田裕信がインパルへ移籍し、GT300クラスから佐々木大樹がステップアップし、24号車(KONDO)のシートへ。チャンピオン奪還を目指し、全く新しい布陣をとった日産勢。これが開幕戦でどのような形で結果となって現れるのか、目が離せない。

 今シーズンからヨーロッパのDTM(ドイツツーリングカー選手権)と車両規則を統合し、全メーカーともに全く新しいマシンで開幕戦を迎えるGT500クラス。昨年以上に大接戦のシーズンになりそうだ。注目の開幕戦は4月5・6日に岡山県の岡山国際サーキットで行われる。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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