【F1】2014バーレーンテスト(前半)1日目:ヒュルケンベルグが最速、RBRはまたもトラブル

©ForceIndia

 2014年のF1開幕まで1ヶ月と迫った19日、今季2回目の公式合同テストがバーレーンのサクヒールにあるバーレーンインターナショナルサーキットで始まった

 今回からロータスチームも新車E22を持ち込みテストに参加。全11チームが初めて出揃うテストセッションとなった。また中東ということで気温・路面温度ともにオンシーズンに近いコンディションで走れるというのも大きなメリット。各チームが勢力的に周回を重ね、データ収集を行っていた。

 その中でトップタイムを記録したのはニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)。タイムも1分36秒880と、昨年のバーレーンGP決勝での最速タイムを0.081秒上回る速さをみせ、2位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3位のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)にも1秒近い差をつけ、初日のテストを終えた。

 前回ヘレステストは連日トラブル続きで思うように走り込めなかったレッドブル陣営。この日はセバスチャン・ベッテルがステアリングを握ったが、またしてもトラブルに見舞われコース上でストップ。リア部分から白煙が見られたが、ブレーキ関係のトラブルとのこと。わずか14周で初日を切り上げる結果となってしまったが、ベストタイムは1分40秒224で5番手につけた。この他にもロータスやトロ・ロッソなどルノーのパワーユニットを使用するチームは周回数が伸び悩み、タイムリザルトも下位に沈んだ。

 小林可夢偉が所属するケータハムは、リザーブドライバーのロビン・フラインスが初日を担当。68周を走破し1分42秒534というベストタイムを記録している。なお可夢偉は2日目(20日)と4日目(22日)に登場予定だ。

<F1バーレーンテスト(1)1日目:結果>
1位ニコ・ヒュルケンベルグ(Fインディア)1分36秒880/78周
2位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1分37秒879/64周
3位ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)1分37秒908/74周
4位ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)1分38秒295/81周
5位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分40秒224/14周
6位エイドリアン・スーティル(ザウバー)1分40秒443/82周
7位ロビン・フラインス(ケータハム)1分42秒534/68周
8位ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)1分44秒346/5周
9位ロマン・グロージャン(ロータス)1分44秒832/8周
10位フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)NoTime/5周
11位ジュール・ビアンキ(マルシャ)NoTime/3周

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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