【SF】鈴鹿合同テスト2日目、午前は平川亮が外国人勢を抑えトップ!

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 鈴鹿サーキットで行われているスーパーフォーミュラの公式合同テストが2日目を迎えた。昨日は晴天に恵まれていたが、今日は朝から分厚い雲に覆われたコンディション。しかし雨は降っておらず、予定通り10時30分から午前のセッションがスタートした。

 この日も序盤からトヨタエンジン勢が上位を占める流れに。中でもジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)は積極的に周回を重ね、午前中だけで39周を走った。トヨタが順調に走行を続けるのに対し、ホンダ勢は様々なセッティングを試すため、1〜2周走ってはピットへ戻り別のセッティングに変更するという作業を繰り返していた。

 セッション中盤は西コースを中心に雨がパラつき、多くのマシンがピットで待機する時間もあったが、雨が止むと各車走行を再開。残り30分を切ってくるとアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)と昨日のトップ3が徐々にペースアップ。残り15分というところでデュバルが1分37秒486を出しトップに浮上するが、残り5分というところで平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が0.039秒上回る1分37秒447を記録。チーム・ルマンのワン・ツー体制となった。

 残り5分を切ったところで全車が新品タイヤに履き替えてタイムアタックのシミュレーションを行おうと思った矢先にダンディライアンの1台がダンロップコーナーでスロー走行。安全のため赤旗が出され、そのままセッションは終了となった。

 これにより午前のトップは平川、2位にデュバル、3位にはオリベイラが入り、この日もトップ9台をトヨタエンジン勢が占める結果となった。ホンダエンジン勢での最速は山本尚貴(TEAM無限)。平川から1.242秒遅れの10位となった。

 なお、午後は15時00分〜17時00分の予定でテストが行われるが、最後まで天気が持つか少し心配なところだ。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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