【SGT】2014第3戦オートポリス:大荒れのレースでMOTUL AUTECH GT-Rが2年半ぶりの勝利!

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©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2014年のSUPER GT第3戦オートポリス。注目の決勝レースが6月1日に行われた。この日も晴天に恵まれたが、昨日より蒸し暑いコンディション。それでも朝から1年に一度の地元でのビックレースを楽しみにしていたファンが多数来場。グランドスタンドも3分の2位以上が埋まったほか、コース各所にも多くのファンが詰めかけた。

 注目のGT500クラス。ポールポジションはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、2番手にNo.46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)と日産勢が独占しレーススタート。1コーナーでは特に混乱や順位変化もなく、23号車のクインタレッリがトップを死守。その後も着実に2位の46号車本山との差を広げていく。その後ろ3番手にはNo.1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平)がつけていたが、予想以上に上がった気温・路面温度の影響もあってか、10周を過ぎたあたりでペースが上がらなくなり、16周目の第2ヘアピンでNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)にパスされると、その後も後続車に次々と先行され一気にポジションダウン。たまらず規定の22周目にピットイン。立川にドライバー交替をした。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 順調に周回を重ねていた23号車だが、狭いコースでGT300クラスのマシンの処理に苦戦。走行している間に46号車が追いつき接近戦に。そして28周目の第2ヘアピンで両者のブレーキタイミングが合わず接触。46号車が押す形となってしまった。これでの順位変動はなく特に審議対象とはならなかったが、46号車は左フロント部分のボディが少し外れてしまい、その後すぐにピットイン。柳田にドライバー交替したとともに、ガムテープで緊急処置をした。一方、トップを走る23号車もリアセクションにダメージを追いながらも走行。37周目を終えたところでピットに入り、後半の松田にバトンを渡す。

 クインタレッリの力走もあり14秒近いリードを築いての走行となった松田だったが、ここから誰もが予想しなかった大荒れの展開となった。47周目の1コーナーでGT300クラスのNo.30 IWASAKI apr GT-Rにトラブルが発生しコースオフ。そのままタイヤバリアとガードレールを突き破り、奥側のフェンスにまでマシンが飛んで行くほどの衝撃。あまりにものインパクトに会場は凍りついた。幸い、乗っていた岩崎祐貴は無事で意識もはっきりとあったとのこと。かけつけたレスキューチームの迅速な作業によりすぐにマシンから救出されメディカルセンターへ搬送。大事をとって精密検査受診のためヘリコプターで病院へと向かった。

 このクラッシュが直後、今度は7位を走っていたNo.24 D’Station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)のボンネットから煙があがり、1コーナー手前で緊急停車。この事態を収集するためセーフティーカーが導入された。タイヤバリアとガードレールの修復もあったことからSCランが長引くことに。この間にタイヤの消耗を心配したレクサス勢が相次いでピットインを行った。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 残り10周というところでSCがピットに戻りレース再開。これまで大きな貯金を築いていた23号車の松田は一転してピンチに。しかし集中力を高め、すぐに1分36秒台のタイムを叩き出しファステストラップを連発。2位の46号車柳田に逆転のチャンスを与えずそのままトップチェッカー。今季初勝利を飾った。チームにとって2011年最終戦2年半ぶりの優勝を果たした。2位には本山/柳田組の46号車、3位にはレクサス勢とのバトルを制した12号車の安田/オリベイラ組が入り、日産勢が表彰台を独占する結果に終わった。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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