【SF】2014第3戦:終盤の雨で大混乱の連続!中嶋一貴が大逆転で今季初V!

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 2014年のスーパーフォーミュラ第3戦。注目の決勝レースが行われた。スタート進行前に行われる8分間ウォームアップの直前に雨がパラつきはじめたが、結局全車晴れ用のスリックタイヤを装着してスタートを切った。ポールポジションはアンドレア・カルダレッリ(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)だったが、2番手スタートのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が好ダッシュをみせ、トップで1コーナーへ。直後のダンロップコーナーでジェームス・ロシター(KONDO Racing)、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)らが遅いかかり、1周目はオリベイラ、ロシター、カルダレッリの順でレースが進んでいく。

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 今日13日が自身の誕生日のオリベイラは、最高のバースデイプレゼントを掴むべく、序盤から飛ばしにかかる。特にミスや余計なタイムロスもなく1分25秒台をコンスタントに刻み、6秒までリードを広げた32周終わりでピットイン。14.2秒の作業で再びコースに戻る。同タイミングでピットに入ったロシターが猛追にかかるが、オリベイラはミスのない走りを毎ラップ維持。その差はついに8秒を超え、バースデイウィンも目前に迫っていたが、予期せぬ魔物が出現した。

 急激に雨雲がサーキット上空に近づき、残り12周というところで雨が降り出した。残り周回を考えると何とかスリックタイヤで最後まで走り切る作戦に出たオリベイラだが、こういった滑り易いコンディションに強いのがロッテラー。中盤にピットで3位に浮上すると、ロシターも抜いて2位に。すると1周あたり2〜3秒近いペースでオリベイラに迫った。このプレッシャーに焦ってしまったオリベイラは、なんと49周目のヘアピンでスピン。ここまで完璧なレース展開だったが、一瞬にして勝利が手から滑り落ちてしまった。

 これが原因でセーフティカーが導入。この間に一貴をはじめ何人かがウエットタイヤに交換したが、上位を走るロッテラー、ロシター、ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)はスリックタイヤのままでチェッカーを目指した。

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 雨脚も落ち着き、残り3周で再スタートするが、コンディションはウエットタイヤが有利。1コーナーからヘアピンにかけて3ワイドになる大接近のバトルとなったが、そこでトップに踊りでたのは平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)だった。セーフティカー導入時にウエットタイヤに履き替えており、トップフォーミュラ2年目での初優勝を目指してリードを広げようした。ところが、残り2周の1コーナーでタイヤがロックしオーバーラン。一貴にトップの座を明け渡してしまった。

 このまま順位は変わることなくチェッカー。一貴が嬉しい今季初優勝を勝ち取った。2位には平川、勝てそうなレースで落としてしまった分、悔しさがにじみ出ていたが、それでも初表彰台を獲得。3位にはウエットタイヤに替えていた国本雄資(Projectμ/CERUMO・INGING)が入った。ホンダ勢では、序盤苦しいレース展開を強いられていた山本尚貴(TEAM無限)が終盤にウエットタイヤに交換して挽回。5位入賞を果たした。またポイント獲得とはならなかったが中嶋大祐(NKAJIMA RACING)が9位に食い込んだ。

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 レース後、パルクフェルメに帰ってきた一貴は喜びを爆発。今シーズンは運に見放されることが多かったが、これでポイントランキングでもトップに浮上。今回欠場となったロイック・デュバルや終盤の雨で大きく後退を余儀なくされたロッテラーらも僅差で上位を維持している。次回は8月にツインリンクもてぎで第4戦が開催されるが、例年になく大接戦の展開になりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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