【SGT】2014第5戦富士:真夏の富士ラウンドが開幕、公式練習はウイダーモデューロNSXがトップ

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2014年のSUPER GTは早くも後半戦に突入。シリーズ第5戦「FUJI GT300km RACE」が9日に開幕した。舞台は今季2度目の開催となる富士スピードウェイ(静岡県)。今年は例年より1ヶ月早い8月の夏休み期間中に開催。朝から多くのSGTファンがサーキットに訪れ、イベント広場も盛り上がりをみせていた。

 しかし、台風11号の接近により天候悪化も懸念されており、朝からチーム関係者や観戦するファンも雨を気にしながらのセッションとなった。

 早速、午前9時00分から2時間の公式練習がスタート。各チームが積極的に周回を重ねマシンやタイヤのチェック、決勝や予選を想定した走行が行われた。途中にNo.1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平)がスピンを喫し、コース上でマシンを止めてしまったため赤旗中断となったが、特に大きなアクシデントやトラブルがなく、セッションは終了した。

 トップタイムを叩き出したのはNo.18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)。序盤から好タイムを記録し、タイミングモニターでもトップ5以内に入っていたが、残り10分の専有走行で山本が1分30秒401を記録。ホンダ勢がレースウィーク中で初めてトップタイムを記録した。前回のSUGOではトラブルと気まぐれな天気に振り回され本領は発揮できていなかったが、レース中にはファステストラップを記録するなど速さをみせていた。

 またパートナーのマコヴィッキィも好タイムを記録しており、午後の公式予選でのポールポジション獲得に期待が高まっている。2位には0.070秒差でNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(石浦宏明/オリバー・ジャービス)、3位にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が入っている。1秒以内に11台がひしめいており、大接戦のタイムアタックバトルになりそうだ。

 GT300クラスはJAF-GT勢のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人)が1分30秒096でトップタイムを記録しセッションを終えた。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…
  2. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…

最近の記事

  1. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  2. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…
  3. 画像:鈴鹿サーキット いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より…
  4. いよいよ開幕が近づいてきた2024年のF1日本グランプリ。観戦チケットをゲットした多くの方…
  5. いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より開催時期が変わり、4…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る