【SGT】2014第5戦富士:レクサス勢は36号車の5位が最高、伊藤/カルダレッリ組はランク首位をキープ

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[以下、トヨタ リリースより]
 SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」が8月9日(土)、10日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 ゴールデンウィーク開催の第2戦に続き、今季2度目の富士でのSUPER GT戦。例年では9月の第6戦として行われてきたが、今年は鈴鹿と入れ替わる形で夏休みまっただ中の開催となった。第2戦は500kmレースとして行われたが、今大会は300kmレース。

 全8戦で行われる今季のSUPER GTも後半戦に入った。前半の4戦を終え、シリーズランキングでは伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組のKeePer TOM’S RC F 37号車が首位、前戦SUGOで見事勝利を挙げたディフェンディングチャンピオンの立川祐路/平手晃平組ZENT CERUMO RC F 1号車が3位、大嶋和也/国本雄資の若手コンビ ENEOS SUSTINA RC F 6号車が僅差の4位につけている。

 ランキング上位の3台は、ウェイトハンデが50kgを超え、燃料リストリクター制限が適用されるため、長いストレートでのスピードが重要な富士での影響、加えて、首位の37号車はほぼ最高値となる48kgのウェイトを搭載することとなり、厳しい戦いが予想された。

 GT300クラスのOGT Panasonic PRIUS 31号車は、今季4戦中3回リタイアと苦しい戦いを強いられているが、唯一の完走及び入賞が第2戦の富士。ホームである富士では、昨年春の大会で優勝、夏の大会でも2位と得意にしており、好成績が期待された。

◆予選◆
 台風接近による天候の悪化が心配されるレースウィークとなったが、9日(土)は午後2時の予選開始の時点では所々小雨はぱらつくもののまだスリックタイヤで走れる状態。気温25度、路面温度31度とこの季節としては予想外に低いコンディションでノックアウト方式予選のQ1が開始された。

 GT500クラスは全車セッション開始から7分ほど待機。残り8分ほどでコースインしたが、直前のGT300セッション時にトラブルに見舞われた車両がピットに戻れずコース上に止まってしまったため赤旗中断に。
 残り10分でセッションが再開されると、再びアタックが開始され、次々に各車タイムアップを図っていった。そんな中、重いウェイトハンデと燃料リストリクター制限を受けた、ランキング上位勢はタイムを縮めることが出来ず苦戦。1号車が12番手、6号車が13番手、 37号車が14番手と厳しい結果に。WedsSport ADVAN RC F 19号車はわずか100分の1秒及ばず惜しくもトップ8入りならず9番手。LEXUS RC Fは4台がQ1敗退となってしまった。

 一方で、午前中の公式練習でも2番手と好調なDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車はオリバー・ジャービスがドライブしトップタイムをマーク。ジェームス・ロシターのPETRONAS TOM’S RC F 36号車も6位につけ、2台がQ2へと進出した。

 Q2は今にも雨が降りそうな状況となり、各車セッション開始と共にコースイン。しかし、走り始めと共に降り始めた雨は強さを増し、コースアウトやスピンが続出。36号車の中嶋一貴は、先陣を切ってピットインし、レインタイヤへと交換した。

 翌周には39号車の石浦を含め、ほとんどの車両がタイヤを交換。先に交換した36号車の中嶋からタイムを縮めていったが、その後路面は回復方向へ。終盤にかけてめまぐるしくタイムが塗り替えられていった。
 最後はスリックタイヤのまま走り続けた車両がトップタイムをマークするほど路面は乾いていき、早めにタイヤを交換した36号車にとっては厳しい展開に。最終的に39号車が5番手、36号車は7番手グリッドとなり、明日の決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、プリウス31号車は嵯峨が担当したQ1で11番手につけ、上位13台が残るQ2への進出を決めた。

 Q2では、ベテランの新田が残り2分ほどでその時点でのトップタイムをマーク。更にアタックを続けたが、他の車両に引っかかりタイムアップならず。終盤ライバルがこのタイムを上回ったため、惜しくもポールポジション獲得は成らなかったものの、31号車は得意とする「ホーム」富士で見事最前列2番手グリッドを獲得した。

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◆決勝◆
 10日(日)は朝方四国に上陸した台風11号の影響もあり、富士スピードウェイも朝から降ったり止んだりの天候。そんな中でも、2万6千人以上のレースファンが熱いバトルを満喫すべく、サーキットへと足を運んだ。

 午後3時の決勝レーススタート時には、雨は止んでいたものの、路面はヘビーウェット、気温25度と夏らしくないコンディションで、セーフティカーの先導の下でスタートが切られた。

 2周のセーフティカーランを経て、3周目に水煙を上げて本格戦が開始された。5番手スタートの39号車がひとつポジションを落とし、これに7番手スタートの36号車が続く展開。

 レースが8周目を過ぎたあたりで降り始めた雨は、あっという間に強さを増し、土砂降り状態に。そんな中、果敢に先行車を攻めた39号車のジャービスは、競り合う2台の中に割って入り、3ワイドの中で5位へとポジションアップ。翌周には36号車のロシターもひとつポジションを上げた。

 しかし、更に雨が強くなり、レース続行は危険という判断からセーフティカーが導入。その直後にはGT300の車両が数台スピンを喫するような状態となった。

 隊列を整え、セーフティカー先導での周回を続けたが、状況はなかなか回復せず、17周終了事典でレースは一旦赤旗中断となった。

 30分ほどの中断を経て、セーフティカー先導で走行が再開され、20周目に再スタート。6位につけていた36号車は好ダッシュを見せひとつ順位を上げたが、これがスタート違反と見なされ、ドライブスルーペナルティを受けることとなってしまった。

 中盤戦に入ると徐々にドライバー後退のためのピットが始まったが、上位勢はピット作業を引っ張り、40周目過ぎから各車ピットへ。

 全車がピットを終えた時点で石浦に代わった39号車は7位、ペナルティを受け後退していた36号車は、固めのレインタイヤを選択していたこともあり、タイヤ無交換という作戦に出た。これが功を奏し、中嶋一貴が39号車よりも前でコースに復帰。アウトラップでかわされたものの、39号車と共に、僅差の4位争いグループに加わった。

 残りが20周ほどになると、路面の一部には乾いた場所が出来始めた。このため、この時点で立川が14位を走行していた1号車は急遽ピットインしスリックタイヤに交換。立川はファステストラップをマークしながら追い上げを開始した。

 36号車の中嶋一貴は未交換のタイヤながら、見事な追い上げを続け、残り10周で5位に浮上。
 激しいバトルで一時は6位に上がった石浦の39号車だったが、後半装着したソフトのレインタイヤの摩耗が激しく、乾いていく路面でペースが落ち、残り10周でスリックタイヤに交換するためにピットイン。同様にソフトのレインタイヤで12位を走行していた6号車国本もスリックへと交換した。

 しかし、その直後に再び雨が降り始め、LEXUS RC F勢のスリックへの交換作戦は裏目に。雨は一気に強さを増し、残り8周で再びセーフティカーが導入されることとなった。

 そのまま周回が重ねられたが、天候の回復はならず、30分ほどの赤旗中断を含んで、トータル3時間にも及んだレースは、最後はセーフティカー先導でチェッカーフラッグ。LEXUS RC Fは中嶋/ロシター組の36号車が最上位の5位フィニッシュ。36号車同様に、堅めのタイヤで無交換作戦を採り、14番手スタートから追い上げた伊藤/カルダレッリ組37号車は9位に入り、2ポイントを追加。ドライバーとチームのランキングでは首位を守っている。

 GT300クラスでは、最前列2番手からスタートしたプリウス31号車が、1コーナーで首位に並びかけるもパスするまでには至らず。序盤は2位を守っていたが、雨が強くなり始めると後続の追撃を受け、ポジションダウン。

 ライバルよりもやや早めにドライバー交代を行った31号車は、一時20位まで順位を落としたが、その後ライバルもピット作業を行うことでポジションを戻していった。途中、スピンを喫するシーンもあったが、難コンディションでのレースを最後まで走り抜き、6位でチェッカー。今季2度目の完走、ポイント獲得を果たした。

[トヨタ リリースより]

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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