【SF】2014第6戦SUGO:早くもSUGOの魔物が出現?フリー走行1回目は赤旗3回と大荒れに

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2014年のスーパーフォーミュラ第6戦が27日、宮城県のスポーツランドSUGOで開幕。早速フリー走行1回目が午前9時から行なわれた。

 秋晴れに恵まれたSUGO。昨日も専有走行が設けられており、今週末では2回目の走行となったが、「SUGOの魔物」が早くも登場する大荒れのセッションとなった。

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 開始から10分を過ぎたところで、今回から新規参戦している伊沢拓也(No.34 DORAGO CORSE)がトラブルでストップ。マシン回収のため赤旗中断となった。その後セッションが再開されるが、今度はナレイン・カーティケヤン(No.20 Lenovo TEAM IMPUL)がS字コーナーでスピン。コース脇にマシンを止めてしまったため、2度目の赤旗中断に。ちょうど縁石にマシンが引っかかったため回収に時間がかかり約10分以上中断。9時38分に再開される。

 残り時間も少ないということで各車一斉にコースインをするが、今度は前年チャンピオンの山本尚貴(No.1 TEAM無限)に魔物の手が。ちょうどタイムアタックに入った3コーナー出口でバランスを乱しスピン。イン側のタイヤバリアにヒットしてしまい、これで3回目の赤旗中断に。

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 山本はマシンから自力で降りたが、しばらく足を引きずる仕草を見せており、怪我がないか心配されたが、幸い大事には至っていないとのこと。マシンもフロントサスペンションが両側とも曲がってしまったが、メカニックが懸命に修復作業中。大きな問題がなければ予選には間に合いそうだ。

 残り時間15分を切ったところでセッションが再開されると、各車予選を想定したタイムアタックシミュレーションに。ここで速さをみせたのがアンドレ・ロッテラー(No.36 PETRONAS TEAM TOM’S)。1分05秒846をマークしトップ。2位にロイック・デュバル(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)がつけ、昨年のSUGO決勝で大バトルを演じた2人がトップ2を奪ったところでチェッカーフラッグが振られた。

 早くもSUGOの魔物が来襲し、大荒れの展開となっているスーパーフォーミュラ第6戦。注目の公式予選は13時10分から行われるが、一筋縄ではいかないセッションになりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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