【SGT】レクサス2015年ドライバー体制を発表、石浦がセルモ移籍、平川がフル参戦

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 トヨタは30日、2015年のモータースポーツ体制発表会を行い、2015年のレクサス・レーシングとして戦う6チーム12名のドライバーを発表した。

 昨年は開幕戦岡山を制するなど年間3勝を挙げたレクサスRC F。チャンピオン獲得はあと一歩というところで及ばなかったが、今年もタイトル獲得候補の筆頭になっていることは間違いない。

 そのレクサス陣営は、ドライバー体制の大幅入れ替えを決断した。まず、昨年2台体制で大活躍したトムスは中嶋一貴がWECフル参戦のためSGTから離れることが決定。37号車のエースだった伊藤大輔が36号車へ移り、ジェームス・ロシターとコンビを組む。一方の37号車はアンドレア・カルダレッリと昨年は一貴の代役参戦としてチームに在籍していた平川亮がレギュラーシートを勝ち取った。

 昨年は苦戦が強いられたセルモは立川祐路のパートナーとして石浦宏明が加入。代わりに平手晃平がサードへ移籍。なお、サードの第2ドライバーはまだ未定となっている。この他、6号車ルマンは昨年同様に大嶋和也、国本雄資のコンビ。19号車バンドウも脇阪寿一、関口雄飛の体制で2015シーズンを戦う。

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 またレクサスはスポーツブランド“F SPORT”をグローバルに訴求するため、レクサスレーシングのロゴを一新し、新たに「F」が加えられることになった。

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[(左)レクサスRC F GT500仕様、(右)レクサスRC F GT3]

 またGT300クラスには、今年も31号車aprがプリウスGTで参戦。ドライバーは嵯峨宏紀に加え中山雄一が加入している。そして昨年から開発が進められてきたレクサスRC FのFIA-GT3車も参戦が決定。昨年はBMW Z4を使用していたLM Corsaがマシンをスイッチして参戦するとのことだ。

【2015 SUPER GTレクサスレーシング参戦】
<No.6 LEXUS TEAM LeMans ENEOS>
大嶋和也/国本雄資
<No.19 LEXUS TEAM WedsSport BANDOH>
脇阪寿一/関口雄飛
<No.36 LEXUS TEAM PETRONAS TOM’S>
伊藤大輔/ジェームス・ロシター
<No.37 LEXUS TEAM Keeper TOM’S>
アンドレア・カルダレッリ/平川亮>
<No.38 LEXUS TEAM ZENT CERUMO>
立川祐路/石浦宏明
<No.39 LEXUS TEAM SARD>
平手晃平/(未定)

GT300クラス
<No.31 apr>
嵯峨宏紀/中山雄一

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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