ホンダは13日、東京・青山のホンダ本社で2015年のモータースポーツ体制発表を行い、今季のSUPER GT参戦体制を明らかにした。
今年もNSX CONCEPT-GTを全5チームにマシンとエンジンを供給。童夢レーシングが今年は参戦せず、代わりに道上龍率いる「ドラゴ」がNo.15DRAGO Modulo Honda Racingとして参戦。ドライバーは小暮卓史とオリバー・ターベイを起用。タイヤはブリヂストンとなる。スーパーフォーミュラに続いてSUPER GTにも参入することになる。ホンダを長年牽引してきた道上が今年は監督として、そのエースドライバーにかつてのパートナーである小暮を起用と今年目が離せないパッケージが出来上がった。
この他にも体制を変えたチームがほとんど。100号車チーム国光には山本尚貴が3年ぶりに復帰し、昨年GP2で戦ってきた伊沢拓也も今年はフル参戦。昨年最終戦で急きょペアを組むことになったが、他を圧倒する勢いを随所で見せていた。今シーズン、チャンピオン候補の一角にもなりそうだ。
17号車KEIHIN REAL RACINGは塚越広大の新パートナーに武藤英紀が加入。8号車ARTAは松浦孝亮と昨年スーパーフォーミュラでルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた野尻智紀が300からステップアップ。中嶋悟氏率いるEPSON NAKAJIMA RACINGは12年ぶりにゼッケンを64番に変更。ドライバーは昨年同様に中嶋大祐とベルトラン・バケットのコンビとなる。
またタイヤはナカジマレーシングのみダンロップで、それ以外はブリヂストンタイヤを使用することになる。
またGT300クラスはCR-Z GTで55号車ARTAのみ1台の参戦。ドライバー体制は引き続き高木真一、小林崇志が参戦する。
昨年、GT500では新型のNSX CONCEPT-GTが思わぬ苦戦を強いられたが、その反省を踏まえ熟成と改良が進められている。そのために今年はさらにラインナップを一新し、これまでにない強力な布陣でシーズンに挑むことになる。
【Honda SUPER GT参戦体制】
<GT500>NSX CONCEPT-GT
No.8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI
松浦孝亮/野尻智紀
No.15DRAGO Modulo Honda Racing
小暮卓史/オリバー・ターベイ
No.17KEIHIN REAL RACING
塚越広大/武藤英紀
No.64EPSON NAKAJIMA RACING
中嶋大祐/ベルトラン・バケット
No.100TEAM KUNIMITSU
山本尚貴/伊沢拓也
<GT300>CR-Z GT
No.55 AUTOBACS RACING TEAM AGURI
高木真一/小林崇志
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