【SF】2015第2戦岡山:7年ぶりの岡山戦は石浦と可夢偉の一騎打ちに、石浦が見事初優勝!

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©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2015年の全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦岡山。注目の決勝レースが行われた。

 当初の天気予報では雨とも言われていたが、決勝レースが近づくにつれ太陽が顔を出し、気温30度に迫るほどの暑さに。スタンドには7年ぶりの岡山開催を楽しみにしていた多くのレースファンが集まり、サーキットも熱気に包まれた。

 ポールポジションは自身初となった石浦宏明(No.38 P.MU/CERUMO・INGING)、2番手に野尻智紀(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が並んでのフロントローに。スタートは石浦が何とか1コーナーを死守したが、4番手の小林可夢偉(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)と5番手のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No.19 Lenovo TEAM IMPUL)がロケットスタートを決め、オリベイラが2位、可夢偉が3位で1コーナーを通過していく。

 スタートで大きく順位が入れ替わった上位陣だが、トップの石浦は予選でみせた勢いをそのままに後続とのリードを広げ、一時はオリベイラを4秒近く引き離していく。しかし、中盤になって日差しが強かった太陽が雲に隠れ少し路面温度が下がると、逆に追いかける側のオリベイラと可夢偉が優勢に。その間隔をじわじわと縮め、さらに野尻と山本のホンダ勢も追いかけるトップ5の争いとなった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 レースも中盤に差し掛かると各チームがピット作業の準備に取り掛かる。まず最初に動いたのは5位の山本で33周目にピットイン。通常はタイヤ4本交換がセオリーだが、山本は少しでも作業時間を削るためリアタイヤ2本交換を選択。さらに燃料の計算もギリギリまで攻め込み9.2秒という短時間で作業を終える。続く34周目に野尻がピットイン。こちらもリアタイヤ2本交換と給油で12.3秒。しかし直前までのアドバンテージがあった分、順位の入れ替えはなかった。

 ホンダ勢が2本交換で攻めたのに対し、トヨタ勢のトップ3台は4本交換を選択。まずは37周目に2位オリベイラと3位可夢偉が同時にピットイン。インパル側が若干作業に手間取り、ここで可夢偉が逆転しコースへ。そこに野尻と山本が追い付き、四つ巴のオーバーテイクバトルが展開された。

 結局、可夢偉、野尻、山本、オリベイラの順に落ち着き、トップ石浦を追う後半戦。39周目に作業を終えた石浦は初優勝に向けて後続との差をさらに広げようとするが、ペースで上回っていたのは可夢偉だった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 少しずつ間合いを詰めると、OTSを巧みに使ってさらに接近。47周目のヘアピンで少し並びかけるが、石浦も事前に警戒しておりしっかりブロック。その後も、可夢偉が詰めれば、翌周は石浦が引き離して帰ってくる。約1秒前後の間隔で両者ともにプレッシャーのかけ合いが続いた。

 狭い岡山のコースでの2人の攻めぎ合いに観客も手に汗握って観戦。ただ最後まで石浦がアドバンテージを握った状態で、結局順位は変わることなくチェッカーフラッグ。石浦が国内トップフォーミュラで悲願の初優勝を飾った。2位にはそのまま可夢偉が入り、参戦2戦目で表彰台。3位には野尻が続き、昨年SUGO以来の表彰台となった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2008年のデビュー以降、最高位は2位というところまで来ていながら、優勝がなかった石浦。2011年と2012年にはレギュラーシートを外れてしまう厳しい経験もあった。

 「勝てないまま引退にはなりたくなかったから、正直チェッカーを受けた時は嬉しいよりも安心したという気持ちだった」と、パルクフェルメでも涙の勝利というよりかは、安堵の表情が印象的だった。

 繰り返しにはなるが、2008年以来の開催となった岡山ラウンド。予選から番狂わせの連続で、フタを開けてみれば決勝も最後まで白熱する展開になった。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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