2015年“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。公式予選のBグループは[12]ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンスの津田拓也が2分06秒958でトップタイムをマークした。
Aグループの中須賀克行(ヤマハファクトリー)同様に午前最初の比較的コンディションが良好な1回目のセッションで2分06秒958を出した津田。Bグループは比較的8耐で優勝候補とされているチームが少なく、結局このタイムも最後まで更新されることはなかった。しかし、午後の2回目のセッションで他車と接触しヘアピンで転倒。幸い津田に怪我はなくバイクの損傷も軽微だが、波乱含みの終わり方となった。
2番手には[778]F.C.C. TSR Honda。今年はメンバーを一新し若手の外国人ライダー3人体制で挑むTSR。その中でも昨年3位表彰台を獲得したドミニク・エガーターが終盤にタイムを更新。2分07秒798でチームベストを叩き出した。3番手には[71]Honda DREAM RT桜井ホンダが続いた。
4番手以降はトップ10トライアルをかけた白熱したタイムアタック合戦が展開。午前中を終えて[090]au&Teruru KoharaRTと[01]エヴァRT初号機TRICKSTARが同タイムで並ぶ展開に。両チームとも第1・2ライダーで更新ならず、最後の第3ライダー対決での勝敗を決することになった。
エヴァRTは今回助っ人として来日したエルワン・ニゴン。一方KoharaRTは秋吉耕佑が乗り込んだ。セッションが始まって秋吉が立て続けにタイムを更新し順位を上げる。これでトップ10トライアル圏外に追いやられたエヴァRTだったが、ニゴンが新品タイヤに履き替えると素晴らしい集中力をみせ、アタック1周目で2分07秒117を記録した。これを見て秋吉も新品タイヤに交換。残り時間が限られている中でアタックを開始した直後、青木宣篤、今野由寛らが乗り込む[32]MotoMAP SUPPLYが2分07秒215で5番手に浮上。これで秋吉はタイム更新が必須となる。
しかしタイムは思ったほど伸びず、またトラフィックにも悩まされ、順位は変わらずチェッカーフラッグ。秋吉率いるKoharaRTは、わずか0.063秒差でトップ10トライアル進出を逃した。
こうして今年も金曜日からドラマ尽くしだった鈴鹿8耐。ポールポジションが決まるトップ10トライアルは25日(土)15時30分から開始される。
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