2016シーズンのF1開幕前では最後となるプレシーズンテストが1日、スペイン・バルセロナのカタロニアサーキットでスタート。初日はニコ・ロズベルグ(メルセデス)がトップタイムを奪った。
これまでマイレージを稼ぐことを重視し、様々なパーツの比較テストなどに徹していたメルセデス勢。前半の4日間では使用しなかったソフトコンパウンドのタイヤを初導入。午前中を担当したロズベルグが一気にタイムを上げ1分23秒022をマーク。午後はルイス・ハミルトンに作業を引き継いだが、別メニューだったためタイム更新はならなかった。昨年、一昨年の圧倒的な強さを誇っているメルセデス勢が開幕を前にいよいよ手の内を見せ始め、テストでは今季初トップ。2日目以降もどんなパフォーマンスをみせるのか、楽しみなところだ。
また前半テストでは好調に周回しつつもトラブルで思うように走り込めなかったマクラーレン・ホンダも、新しいパワーユニットを搭載。リークトラブルも修復して後半テストに登場。この日はフェルナンド・アロンソが93周を走り込み1分24秒735をマーク。この日の全体3番手タイムを記録。まだまだ改善しなければいけないところはある状態だが、少しずつ開幕戦での上位進出に向けてマシンを仕上げにかかっているといったところだ。
一方、前半テストでは4日中3日でトップタイムを記録していたフェラーリ勢だが、この日は大きなトラブルに見舞われた。午後になってギアボックストラブルで1コーナー手前でストップ。セッション終盤には再び走行を再開したが、前半テストからみても、少しずつトラブルが出始めているのが気になるところ。この日ドライブしたキミ・ライコネンは「そんなに深刻になるようなトラブルではない」とコメントしている。翌日以降、再び速さが取り戻されるか、注目だ。
また、この後半テストからザウバーが新車「C35」を投入。これで全11チームの2016年マシンが出揃ったことになった。
[table id=29 /]
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。