【SF】2016富士:土曜フリー走行は小林可夢偉がトップタイム、バンドーンが2番手に続く

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦富士。土曜日朝のフリー走行は小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)がトップタイムを記録した。

朝から富士スピードウェイは雨に見舞われ、セッション前は霧が出てくるほどの悪条件となったが、予定通り9時15分からセッションスタート。前日の専有走行以上に路面がウエットということもあり、特にセッション序盤はコースオフするマシンもいくつか見られた。

セッション序盤から速さをみせたのがストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING )や関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のルーキー勢が好タイムをマークしていたが、開始40分を過ぎたところで可夢偉が1分44秒992を記録。それまでの最速タイムを1.5秒近く上回る速さをみせた。

セッション終盤は雨もほぼ止み、各車が予選に向けての最終調整を行ったが、トップタイムを更新するドライバーは現れずチェッカーフラッグとなった。

今年は初優勝に期待がかかる可夢偉だったが、ここまで歯車が噛み合わないレースが続いており、2戦を終えてまだノーポイント。「大きく方向転換して仕切り直す」と岡山終了後では語っていたが、その通りという感じの幸先の良い滑り出しとなった。

2番手にはバンドーン。つい先日までシルバーストンでF1のテストに臨んでいるなど、相変わらずのハードスケジュールだが、その影響を全く感じさせない走りを披露。しかも、この富士は今まで走行経験がない。初めて走るコース、そして雨という難しいコンディションをもろともしない走りだった。

3番手には昨年富士で優勝しているジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いている。

注目の公式予選は14時45分から。今回は雨がらみの予選になりそうで、これまでの2レース以上に大波乱の展開が待ち受けていそうだ。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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