【2016鈴鹿8耐】予選1回目から中須賀が2分06秒台に突入するも、ローズが転倒

©KANSENZYUKU

2016年の鈴鹿8耐。早速現地では公式予選がスタート。1回目のセッションではNo.21YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が2分06秒908で暫定トップタイムを記録した。

朝から真夏日となっている鈴鹿サーキット。11時30分の予選開始を迎えると気温31度、路面温度は53度まで上昇。まさに8耐日和の中で、0.001秒を争うタイムアタック合戦が始まった。

この予選では、第1・第2・第3ライダーが、それぞれ20分ずつのセッションに参加。チームベストタイムで予選グリッドが決まる。今年はエントリー台数が70台に絞られたこともあり、A・Bグループのような組分けはなく70台近いバイクが一斉にコースイン。コース上の混雑等も懸念されたが、昨年王者であり今年も全日本で連戦連勝中の中須賀がいきなり2分06秒908を叩き出しライバルを圧倒した。続く第2ライダー予選でもは僚友ポル・エスパルガロがこれに挑み、前半セクターでは中須賀を上回る速さで周回。しかし、後半セクターでもう一つ伸びず2分07秒333がベストタイムだった。

またNo.87TeamGREENのレオン・ハスラムは2分08秒063、No.634MuSASHi RT HARC PRO.のニッキー・ヘイデンも2分08秒479をマークするが、ヤマハには届かなかった。

このままいけば全ライダーともトップタイムを記録し午後に折り返すかと思われたが、第3ライダー予選でアレックス・ローズが200R付近の2輪専用シケインで転倒。ライダーは無事だったが、ピットまでマシンを戻すことができず、なんとノータイムで終わってしまった。ここまで絶好調できていたヤマハファクトリーだが、最後にはわずかな波乱にも見舞われる形となった。

注目の2回目は15時10分からスタート予定。今度は夕方になって気温も下がってくるため、さらなるタイム更新が期待されている。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…
  2. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…

最近の記事

  1. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…
  2. SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 2024年シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.2『…
  3. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  4. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…
  5. 画像:鈴鹿サーキット いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る