【2016鈴鹿8耐】ヤマハ・ファクトリー・レーシングが独走で2連覇達成!

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2016“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝レースは、序盤からリードしていたNo.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/ポル・エスパルガロ/アレックス・ローズ)が2年連続で優勝を飾った。

序盤からNo.5F.C.C. TSR HondaやNo.634MuSASHi RT HARC PROが脱落していく中、21番ヤマハファクトリーは順調に周回。18周目にトップに立って以降は、一度もそのポジションを譲らない堅実な走りを披露。さらに真夏日となったコンディションの中、レース中盤には中須賀が2分08秒411のファステストラップをマーク。エスパルガロ、ローズも2分09秒台をベースとしたラップで周回し、着実にリードを広げていった。

レース開始から6時間を経過し、エスパルガロが今年の8耐最後のスティントを終了すると、ピット入り口でファンに手を振るほどの余裕っぷりを披露。今年は彼にとってヤマハでの最後の鈴鹿8耐。昨年のようなミスもなく、完璧な仕事をやり遂げた。

一方2位争いでは、No.87TeamGREEN(柳川明/渡辺一樹/レオン・ハスラム)と、No.12ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス(津田拓也/ジョシュ・ブルックス/芳賀紀行)のバトルが白熱。レース中盤から常に接近したバトルを展開し、TwamGREENが2位に上がると、それをヨシムラが抜き返すというバトルを展開。中でもサーキット全体が興奮したのが、スタートから5時間を経過したところでのレオン・ハスラムと芳賀紀行による一歩も引かない攻防戦。

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それまではヨシムラがリードしている展開だったが、今年はTeamGREENの一員として8耐に帰ってきたハスラムが2分09秒台に迫るペースで差を詰め、芳賀に接近。一度はシケインでインを突くもバックマーカーの影響で行き場を失い失速。その隙をついて芳賀が冷静に抜きかしていく。それでもハスラムは諦めず141周目のシケインでバックマーカーをうまく使って攻略。これで勝負ありかと思われたが、芳賀も必死で食らいつき翌周の1コーナーでインに飛び込み再び前へ。ところが目の前に別のバックマーカーがいて引っかかってしまったところを、2コーナーアウトからハスラムが抜き返した。その後もしばらくは2台とも超接近戦のバトルを展開し、観客を沸かせた。

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そして、日が暮れて鈴鹿8耐恒例のライトオンボードが登場。今年はEWCルールに沿ってスタート時からライト点灯が義務付けられていたが、伝統はしっかり守られ18時40分にボードが提示された。

残り1時間になって、ヤマハファクトリーは最後のピットへ。中須賀からローズにバトンが渡され、最終スティントに向かっていった。夜間走行になっても、1台1台を着実に抜いていき、後続とのリードを維持。最終的に3位以下までを周回遅れにする圧勝で、19時30分を過ぎたところでチェッカーを受け、現行レイアウト(2輪専用シケインあり)では最多周回となる218周で2年連続優勝を成し遂げた。2位にはTeamGREEN、3位にはヨシムラが続いた。

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昨年は19年ぶりの優勝で沸いた鈴鹿だったが、今年の2連覇にも多くのファンが興奮。表彰式は昨年に勝るとも劣らない熱気に包まれた。そしてヤマハの3人は表彰台の頂点で、約9時間前に一度返還した大トロフィーを再び手にし、今年も多くのファンの前で勝利の雄叫びをあげた。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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