2016SUPER GT第5戦が富士スピードウェイで6日に開幕。注目のGT500公式予選はNo.12カルソニックIMPUL GT-Rが今季2度目のポールポジションを獲得した。
前回のSUGOから中1週間での開催だが、コンディションは雲泥の差。暑くなると思われていたSUGOが気温20度と涼しかったのに対し、富士は気温30度、路面温度50度を超える真夏日に。コンディションが大きく変わったこともあってか、予選も波乱の展開となった。
全15台が出走したQ1で速さをみせたのが、第2戦富士でも強さを見せたNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正。前回のようなコースレコードとはいかなかったが、1分28秒398をマークしトップでQ2の本山哲にバトンをわたした。
さらにホンダNSX CONCEPT-GT勢も躍進。No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTが3番手に入ると、No.15ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTも力強い走りを見せQ2へ進出を果たした。その一方で、今回も上位進出が期待されていたレクサス勢が思わぬ苦戦を強いられる。
No.19 WedsSport ADVAN RC Fは6番手でQ2へ進んだが、ランキング2位のNo.39DENSO KOBELCO SARD RC Fをはじめ、計5台のRC Fが脱落。まさかの展開に会場も驚きの声が飛び交っていた。
続くQ2では、第2戦富士で圧倒的な速さをみせた12号車のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが大躍進。1分28秒458を記録し、ライバルを圧倒。今季2回目のポールポジションを勝ち取った。2番手には46号車の本山哲が続き、5月の第2戦に続きGT-Rがフロントローを独占した。
今回も彼らの強さが光った予選だったが、それ以上に驚いたのがNo.1MOTUL AUTECH GT-R。84kgものウェイトハンデを背負いながら、松田次生が8番手でQ1を突破すると、ロニー・クインタレッリが1分28秒997を記録し3番手へ。さすがにこの快進撃は多くのファンや関係者が驚いていた。
こうして結果的にGT-Rがトップ3を独占。ホンダ勢では17号車が4番手に食い込み、15号車も5番手に続いた。100号車も当初は6番手につけたが、アタック中に走路外走行(4輪脱輪)があったとして該当タイム抹消。明日は7番手から巻き返しを狙う。
今回はウェイトハンデが左右されるかと思われたが、それ以上に路面コンディションが影響したような結果で各メーカーとも明暗分かれる予選となった。
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