【SF】2016第5戦岡山:両日決勝の岡山ラウンドが開幕!フリー走行は国本雄資がトップタイム

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

2016年のスーパーフォーミュラ第5戦が10日、岡山国際サーキットで開幕した。

当初はオートポリスで開催予定だったが、4月に発生した熊本地震の影響で中止。その代替えとして岡山で今年2回目のレースが行われる。

5月の第2戦では悪天候により決勝が8周で終了。しかもSCのみという後味の悪い形で終わってしまったが、今回は2レース制で土曜日にも決勝が行われるということで、朝から多くのファンがサーキットに集まり早朝のフリー走行から注目を集めていた。

今回は前述の通り、スーパーフォーミュラでは初めて土曜日にも決勝を行うという2レース制。初日は9時から10時までフリー走行。インターバルはわずか1時間のみでレース1の公式予選が行われる。通常はノックアウト方式だが、今回は変則的なスケジュールということもあり20分間の計時予選。実際にはQ1と同じ時間だが、ここで1〜19位までのグリッド(レース1)が全て決まることになる。

そして決勝レースは15時30分から30周で争われ、途中のピット義務等はなし。実質的にスプリント勝負となる。

そんな中で行われた朝のフリー走行では、前半戦苦しんでいたトヨタ勢が活躍。やはりもてぎから導入した新スペックエンジンの効果があるのか上位を独占。特に序盤戦は結果が残っていなかったアンドレ・ロッテラー、中嶋一貴のトムス勢に加えて小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)が好調だった。

トップタイムは最後の最後でタイムを更新した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、2番手には可夢偉、3番手にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。

ホンダ勢最上位は第2戦でも好調だった塚越広大(REAL RACING)の5番手。来季はF1のシートが決まったストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は8番手、ランキング5位でチャンピオン争いに絡む山本尚貴(TEAM無限)が10番手となった。彼らを含めてトップ14台が0.6秒以内にひしめいており、この後の公式予選では誰がポールポジションを獲得するのか、全く予想がつかない状況となっている。

そして、岡山ラウンドでは無敵の強さを誇っている石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)だが、フリー走行はなんと15番手。思わぬ形で下位に沈んでしまったが、新品タイヤを投入する予選でどこまで挽回してくるのか、こちらも目が離せない。

注目のレース1公式予選は、この後11時から開始される。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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