【SF】2016第6戦SUGO:土曜フリー走行はオリベイラが最速、可夢偉も好位置につける

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

2016年のスーパーフォーミュラ第6戦SUGO。予選前のフリー走行が行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムを記録した。

朝から青空が広がり、少し蒸し暑さも感じるスポーツランドSUGO。しかし昨日の雨の影響で路面上はウエットのまま。フリー走行の序盤はレインタイヤでコースインし、チェック走行やタイヤの皮むきなどを行うチームが目立った。そんな中、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がドライタイヤで積極的に走り込みをみせていたのが印象的だった。

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開始して15分ほどすると路面もドライになり、ほぼ全車がコースイン。予選に向けてマシンのチェックなどを行っていた。例年だと、フリー走行からアクシデントが発生し赤旗中断が連続することもあるのだが、今回はセッションを通して赤旗が出ず順調にセッションが進行した。

後半になると、各車とも徐々にペースアップ。中でも速さを見せたのは昨日に続きインパル勢。最後にオリベイラが1分05秒668を記録しトップタイム。関口雄飛は最終的に6番手になったが、セッション中は一時トップに立つなど今朝も好調だった。

2番手には中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が入り、僚友のロッテラーも4番手タイムとこちらも好調な様子だった。

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3番手には小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)。今シーズンはいまだノーポイントと苦戦が続いているが、最後の最後でタイムを大幅に更新。予選に向けて楽しみな上位のメンバーとなった。

その一方で、前回岡山では好調だったセルモ・インギング勢がトップ10に入らず、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が16番手と下位に沈んできているのも気になるところだ。

注目の公式予選は13時00分からスタート。このままいけば1分04秒台でのポールポジション争いの可能性もあるほか、SUGOは0.001秒単位での攻防戦となるため、目が離せない激しいタイムアタック合戦が繰り広げられそうだ。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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