今週末に迫った2017SUPER GT開幕を前に、GT300に参戦するBMW Team Studieが都内で今季体制発表会を行なった。
2014年にBMW Japanとタッグを組み参戦を開始。初年度には早くも今年で4シーズン目を迎えるTeam Studie。今年もM6 GT3で参戦し、ドライバーはヨルグ・ミューラーと荒聖治のコンビで変更はない。
昨年は、M6 GT3デビューイヤーということと、気温30度を超える日本の夏場のレースでトラブルが多発。特にシーズン中盤は満足に走れないレースが多かった。
もちろん、これらの情報はBMWモータースポーツに届けられ、さらに世界中のM6 GT3ユーザーから集められた報告をもとに、シーズンオフ中にアップデート。主に信頼性の部分が向上したバージョンに仕上がっているとのことだ。
集まった関係者やプレスの前で挨拶したStudieの鈴木康昭代表は「一つでも多くのポイントを獲得し、着実に着実に毎戦獲得し、最終戦のもてぎが終わった時点でどのチームよりもポイントが積み重なったチームが上にいること。つまり、チャンピオンシップを獲得すること。それが、このチームの目標です。これは3年前よりブレることなく、今年も最後まで諦めずに戦っていきます」とコメント。
まだ成し遂げられていないチーム初勝利にこだわるのではなく、全8戦をトータルで見据えたコンスタントなレース運びを徹底。近年では熾烈を極めているGT300クラスでのシリーズチャンピオン獲得を最大の目標と掲げることを宣言していた。
また、この日は待望の2017年カラーもお披露目され、BMW3.0 CSLのアートカーをオマージュしたアーティスティックなデザインが印象的。もちろんBMW Mの伝統である3本ストライプもしっかり描かれている。
また参戦ドライバーの2人も発表会に登場。ミューラーは「今年もBMW Team Studieの一員として参戦できることを大変嬉しく思う。スーパーGTはとても競争が激しく、結果を出すのは容易なことではないが、僕はレースに勝つため、チャンピオンシップに勝つために、ここに来ている。その目的に向かって全力を尽くすよ」と、コメント。
荒も「このコンビで戦うの4年目ですが、1回も勝っていません。ただ気持ちは、初年度に体制発表した時と同じです。まずは早い段階で優勝をプレゼントしたい。そして、このチームが強いことを証明したいです」と今シーズンに向けての意気込みを語った。
注目の開幕戦岡山は4月8・9日に岡山国際サーキットで開催。チャンピオン獲得に向け、どんなシーズンスタートを切るのか。大注目だ。
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