【FormulaNippon】第7戦鈴鹿:ランキング2位の塚越「明日は自分らしいレースをしたい」

今回の第7戦で2012年のチャンピオンが決まるフォーミュラ・ニッポン。現在トップの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)を1ポイント差で追う塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は第1レース3位、第2レース2位と好位置のグリッドを手に入れた。
1ポイントも落とすことの出来ないシビアなタイトル争いが続いている今シーズン。しかし予選後の記者会見に現れた塚越の表情はとてもリラックスしていた。

「Q1で失敗しちゃった部分はあったんですが全体的に良い流れで予選を終えられたかなと思います。何よりも今回は“楽しいなぁ”と感じながら乗れているので、明日も良い結果を出せるのかなと思います。」と2レースともポールポジションは獲得できなかったものの、笑顔でコメント。明日は何かやってくれそうな印象だった。

またチャンピオンがかかった明日の決勝レースに向けてのコメントも非常に落ち着いていて「色々考えると悩み事がいっぱいでてきそうなので、とにかく明日の2レースは自分らしく楽しく走れたらいいなと思っています。それでチェッカーを受けた時に無線でチームから“チャンピオンだよ!”という声が聞ければいいですね。そのためにベストなレースをしたいです。」と意気込みを語った。

ポイントランキングで唯一塚越の前にいる中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が第1レース16位、第2レースも9位と後方からのスタート。一番強敵だったライバルが後方に沈んだことで明日は楽な気持ちでレースに臨めるという表情を見せていた。

泣いても笑っても明日の2レースで今季のチャンピオンが決まるフォーミュラ・ニッポン。その最有力候補に塚越広大の名が挙がってきそうな、今日の予選だった。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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