2日目を迎えたヘレス合同テスト。この日も晴天に恵まれ11チームが参加。前日は本格的なテスト走行が初めてということもあり、多くのチームがチェック走行をメインとしていた。しかし2日目になるとデータ収集のために走りこむチームが多く、80周以上を走破するマシンが大半を占め、マーク・ウェバー(レッドブル)は101周も走破しタイヤやマシンのデータ収集を行った。
この日のトップタイムはロマン・グロージャン(ロータス)。前日のジェンソン・バトン(マクラーレン)のタイムを上回る1分18秒218を記録。初日も3位タイムを叩きだしており、好調さが伺える。明日からはエースのキミ・ライコネンがステアリングを握ることになっており、どんなタイムを出してくるのか注目が集まる。
昨日トップタイムだったマクラーレンはセルジオ・ペレスが2日目を担当。名門チームに移って初の走行セッションだったが、81周の走り込みを行い1分19秒572で7位タイムとなった。一方、フォースインディアは午前中にポール・ディ・レスタ、午後には今季日本のスーパーフォーミュラやSUPER GTに参戦するのではないかと噂されているジェームス・ロシターがステアリングを握り、マシン熟成に集中。その中でもディ・レスタが1分19秒003の好タイム出して2位につけた。
各チームが着実にプログラムをこなしている中、厳しい状況に陥って閉まっているのがメルセデスAMG陣営。今日はマクラーレンから移籍したルイス・ハミルトンが初テスト走行に臨んだが、昨日とは異なるブレーキ関係のトラブルでコースオフしクラッシュ。幸い本人に怪我はなかったものの、マシンは大きなダメージを負うことになり、結局この日もたった15周走ったのみでテストを終了することになってしまった。
明日7日(木)のテスト3日目には、いよいよ王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)と昨年ランキング3位だったキミ・ライコネン(ロータス)が登場予定。その走りに注目したい。
『記事:吉田 知弘』
【ヘレス合同テスト2日目(2月6日)結果】
1位:ロマン・グロージャン(ロータス)1分18秒218
2位:ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)1分19秒003
3位:ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)1分19秒134
4位:マーク・ウェバー(レッドブル)1分19秒338
5位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)1分19秒502
6位:ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)1分19秒519
7位:セルジオ・ペレス(マクラーレン)1分19秒572
8位:フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分19秒914
9位:パストール・マルドナド(ウィリアムズ)1分20秒693
10位:ジェームス・ロシター(フォースインディア)1分21秒273
11位:ギド・ヴァン・デ・ガルデ(ケータハム)1分21秒311
12位:ルイス・ラジア(マルシャ)1分23秒537
(リザルト:ヘレスサーキットより)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。