【SGT】2014第2戦富士:GT300クラスはB-MAX NDDP GT-RがPP!JAF-GT勢も肉薄

©KANSENZYUKU

 2014年のSUPER GT第2戦FUJI GT500km RACE。GT300クラスはNo.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス)が今季初のポールポジションを勝ち取った。

 14時00分から始まったQ1では、JAF-GT勢が速さをみせる。まずは昨年の第2戦で優勝したNo.31 OGT Panasonic PRIUS(新田守男)がトップに躍り出ると、残り5分を切ったところから白熱したタイムアタック合戦に。No.11 GAINER DICXEL SLS、No.9 国立音ノ木坂学院NACポルシェ with DRもトップに迫る走りをみせるが、最終的にQ1トップ通過を果たしたのはNo.55 ARTA CR-Z GT(小林崇志)だった。

 またQ2進出圏内となる13位争いでは、僅かの差でNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/青木孝行)がノックアウト。これには名手織戸も悔しそうな表情をみせた。

 続くQ2は13台での争い。これまではウェイトハンデの影響もあり息を潜めていたBMW勢が躍進。No.4 グッドスマイル初音ミク Z4(谷口信輝)、No.7 Studie BMW Z4(荒聖治)と好タイムを叩き出す。しかし、ここで他を圧倒するスーパーラップを披露したのはNo.3 B-MAX NDDP GT-Rのルーカス・オルドネスだった。ゲームのGTアカデミー出身で今季デビューした異色のドライバーだが、その才能を存分に発揮し、1分37秒841を記録。これには誰も届かず、そのままチェッカーフラッグ。今季初のポールポジションを獲得した。

 2位以下は残り30秒を切ってからタイムの塗り替え合い。Q1でトップだったNo.55 ARTA CR-Z GT(高木真一)が1分38秒188で2位に上がると、連続でタイムアタックを続けていたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太)が1分37秒841で2位へ。ストレートスピードに定評があるFIA-GT3勢にJAF-GT勢が意地を見せる形となった。

 結果的に3号車のGT-Rが速さを見せたが、タイム的にはライバルたちとほぼ同じ。明日は500kmと長丁場のレースということもあり、おそらく大波乱の展開になることは間違いないだろう。

 注目の決勝レースは、4日14時00分から行われる。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…
  2. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…

最近の記事

  1. Onodera Rino  11月3日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2024スーパーG…
  2. Onodera RIno  10月20日、大分県のオートポリスで2024スーパーGT第7戦『…
  3. JRP  10月13日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて全日本スーパーフォーミュラ選手権…
  4. Rino Onodera 悪天候により朝の公式練習では赤旗続出。午後の公式予選もキャンセルに…
  5. SUPER GT Rd.4 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 約2カ月間のインターバルを挟み、2024AUTOBACS SUPE…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る