【ニュル24時間】Gazoo Racingが2クラス制覇!スバルは悲願の2連覇達成!

5月17日~20日の日程でドイツ・ニュルブルクリンクで開催された「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は日本時間の20日(日)23時00分にゴールを向かえ、各クラスでエントリーした日本車勢が大活躍。その中でも、ニュル24時間挑戦5年目となる83号車のレクサスLFA(木下隆之、飯田章、脇阪寿一組)が総合15位、SP8クラス(全6台)優勝を飾った。

2008年からLFAで参戦するGAZOO Racingは今年、トヨタ86を2台加えた3台体制でエントリー。昨年は度重なるトラブルやアクシデントに苦しめられたLFAだったが、今年は24時間を通して大きな混乱もなく、終わってみればクラス2位のアストンマーティンに10周差をつけ圧勝。結果・内容共に過去最高の成績でチェッカーを受けた。

166号車の86(高木実、石浦宏明、大嶋和也、井口卓人組)は、終盤まで続いた接戦を制し、ニュル24時間初参戦で見事SP3クラス(全16台)で優勝。総合でも46位に入る健闘を見せた。

そして昨年、悲願のクラス優勝を果たしたスバルWRX STI S206(吉田寿博、佐々木孝太、マルセル・エンゲルス、カルロ・ヴァン・ダム組)は、序盤でトップを奪うと安定した走りで後続を引き離す。途中、オイルリークのトラブルで修復に時間を費やしてしまうものの、最後までトップを守りきったWRX STI。公約どおり見事SP3Tクラス(全13台)で2連覇を果たし、総合28位に入った。

このレースの模様は、Gazoo Racing、スバルの各ピットからUSTREAMで生中継配信され、ゴール時には2チャンネル合わせて約7500人のファンが感動の瞬間を視聴した。

また、日産GT-R2台のみのエントリーとなったSP8Tクラスは、山内一典組の123号車のTeam GT Academyがクラス優勝を果たした。

なお、総合優勝はSP9 GT3クラスの3号車アウディR8(マルク・バッセン、クリストファー・ハーセ、フランク・スタップラー、マルクス・ビンケルホック組)で、155周を走破した。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…
  2. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…

最近の記事

  1. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…
  2. SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 2024年シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.2『…
  3. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  4. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…
  5. 画像:鈴鹿サーキット いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る