F1第6戦モナコGPの公式予選が、26日21時00分(日本時間)から行われ、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が1分14秒301でF1復帰後初のポールポジションを獲得した。
木曜日のフリー走行では、雨も降ったモンテカルロ市街地コースだが、公式予選は終始ドライコンディション。まず24台が出走したQ1では、開始早々にセルジオ・ペレス(ザウバー)がクラッシュを喫し赤旗中断。昨年もQ3で大クラッシュしてしまったペレス。2年連続で“ガードレールの餌食”となってしまった。
約5分の中断し、残り15分10秒のとことから再開。やはりコース上が一番混み合うQ1でタイムを出すために早い段階からスーパーソフトタイヤ(赤)を積極的に使うドライバーが多かった。Q1でのトップタイムはスーパーソフトを使ったニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、2位にこちらもスーパーソフトでタイムアタックした小林可夢偉(ザウバー)が入った。
10枠のQ3進出をかけた予選Q2では、ほぼ全車がスーパーソフトでアタック。中でも今季不振が続いていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分14秒911でQ2最速タイムを記録。Q1では好調だったヒュルケンベルグ、可夢偉はタイムが伸びず脱落。さらにモナコ優勝経験のあるジェンソン・バトン(マクラーレン)も13位でノックアウトされてしまった。
第70回モナコGPのポールポジションをかけて行われた最終のQ3。ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を先頭に続々とコースイン。1分14秒572のタイムで暫定トップに立つが、最後のアタックでマーク・ウェバーが1分14秒381でタイム更新、さらにその後ろを走っていたシューマッハが、ウェバーを0.080秒上回る1分14秒301でトップに浮上し、2010年のF1復帰以降、初めてのポールポジションを獲得した。
しかし、シューマッハは前回スペインGPでブルーノ・セナ(ウィリアムズ)との接触で今回5グリッド降格のペナルティを受けているため、決勝では6番手からスタートとなる予定。従って上位5人が繰り上がり、ウェバーとロズベルグのフロントロー(最前列)でスタートが切られる予定だ。
注目のモナコGP決勝は、日本時間の27日(日)21時00分からスタートする。
『記事:吉田 知弘』
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