【F1】第6戦モナコGP(予選):ペナルティでグリッド降格もシューマッハが復帰後初PP!

1016667486-312152552012
『Photo:MercedesAMG』

F1第6戦モナコGPの公式予選が、26日21時00分(日本時間)から行われ、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が1分14秒301でF1復帰後初のポールポジションを獲得した。

木曜日のフリー走行では、雨も降ったモンテカルロ市街地コースだが、公式予選は終始ドライコンディション。まず24台が出走したQ1では、開始早々にセルジオ・ペレス(ザウバー)がクラッシュを喫し赤旗中断。昨年もQ3で大クラッシュしてしまったペレス。2年連続で“ガードレールの餌食”となってしまった。

約5分の中断し、残り15分10秒のとことから再開。やはりコース上が一番混み合うQ1でタイムを出すために早い段階からスーパーソフトタイヤ(赤)を積極的に使うドライバーが多かった。Q1でのトップタイムはスーパーソフトを使ったニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)、2位にこちらもスーパーソフトでタイムアタックした小林可夢偉(ザウバー)が入った。

10枠のQ3進出をかけた予選Q2では、ほぼ全車がスーパーソフトでアタック。中でも今季不振が続いていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分14秒911でQ2最速タイムを記録。Q1では好調だったヒュルケンベルグ、可夢偉はタイムが伸びず脱落。さらにモナコ優勝経験のあるジェンソン・バトン(マクラーレン)も13位でノックアウトされてしまった。

第70回モナコGPのポールポジションをかけて行われた最終のQ3。ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を先頭に続々とコースイン。1分14秒572のタイムで暫定トップに立つが、最後のアタックでマーク・ウェバーが1分14秒381でタイム更新、さらにその後ろを走っていたシューマッハが、ウェバーを0.080秒上回る1分14秒301でトップに浮上し、2010年のF1復帰以降、初めてのポールポジションを獲得した。

122255968-5947152652012
『Photo:MercedesAMG』

しかし、シューマッハは前回スペインGPでブルーノ・セナ(ウィリアムズ)との接触で今回5グリッド降格のペナルティを受けているため、決勝では6番手からスタートとなる予定。従って上位5人が繰り上がり、ウェバーとロズベルグのフロントロー(最前列)でスタートが切られる予定だ。

注目のモナコGP決勝は、日本時間の27日(日)21時00分からスタートする。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…
  2. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…

最近の記事

  1. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…
  2. SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 2024年シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.2『…
  3. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  4. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…
  5. 画像:鈴鹿サーキット いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る