【FormulaNippon】第6戦SUGO:土曜フリー走行は伊沢拓也がトップ!琢磨は14位

長かった残暑も終わり、秋らしい涼しい朝を迎えたスポーツランドSUGO(宮城県)では、フォーミュラ・ニッポン第6戦が開幕。早速、午前9時00分から1時間のフリー走行が行われた。

 

今週末は「Enjoy Honda」も開催されるとあって、朝から多くのお客様が来場しているSUGO。特に今回からスポット参戦を果たす佐藤琢磨が所属するTEAM 無限のピット裏では熱心な琢磨ファンが集まり人気を集めていた。

1時間のフリー走行が始まるとチームメイトの山本尚貴とともにいち早くコースイン。積極的に周回を重ね、マシンのチェックやセットアップを進めた。開始10分を過ぎたあたりから、TOM’SやIMPULといった上位陣も続々とコースイン。昨日の専有走行とは異なりドライコンディションとなったSUGOを攻めた。

しかしセッション後半になるとコースオフをするマシンが続出。まずは直前でトップタイムを出した中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)がSPアウトコーナーでクラッシュ。幸い一貴本人に怪我はないものの、リアウイングを大きく破損してしまい、午後の予選に向けての影響が心配される。

 

残り9分というところでセッションが再開されると、各社ともに予選を想定したタイムアタックを開始。その中で速さを見せたのがホンダ勢。最終的にトップタイムを記録したのは伊沢拓也(DOCMO TEAM DANDELION RACING)で1分07秒250。チームメイトの塚越広大も3位に入り、午後の予選での活躍に期待が集まる。

その対抗馬として名乗りを上げたのが大嶋和也とロイック・デュバル。SUGOを大得意としているチームルマン勢も間違いなくポールポジション争いに絡んできそうだ。

佐藤琢磨は全体で14番手タイムとなる1分08秒521。セッション終盤にSPアウトコーナーでコースオフ。リアウイングを軽くヒットさせてしまう場面もあったが、午後の予選に向けては心配ない状態のようだ。

間違いなく今回も0.001秒単位の争いとなる公式予選は、この後13時40分から開始される。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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