【SF】スーパーフォーミュラが東京オートサロンで迫力あるデモ走行を披露!

東京オートサロン2日目、まず最初のビッグイベントは屋外走行エリアで行われるスーパーフォーミュラのデモ走行。午前10時のイベント開始を前に、真冬で冷え込む屋外エリアに多くのファンが詰めかけ、滅多に聞くことのできない国内最高峰のフォーミュラカーサウンドを楽しみにしていた。

 

昨年までフォーミュラ・ニッポンとして開催されてきたが今年から新たに名称が変更。スーパーフォーミュラとしては初の走行イベントとなった。

午前10時、ピエール北川アナウンサーの実況でまず最初に登場したのが昨年シリーズチャンピオンを獲得した中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)。マシンもまだ昨年仕様ということで、カーナンバーは2のままだったが、コックピット上部の車載カメラ取り付け部分には「CHAMPION 2012」が刻まれていた。

 

まだ早朝で気温も低い走行エリアだったが、序盤からド派手なドーナツターンを連発、ファンを魅了した。少し派手にターンしすぎてしまい、最後にはタイヤを少し痛めてしまったが、国内最高峰のレーシングカーの迫力を訪れたファンに伝えた。

  

続いては昨年ランキング3位だった伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が登場。こちらは一貴とは対照的にドーナツターンを控え目にして加速力の凄さをファンの前で披露。最後には本番同様に停止状態からアクセス全開でのスタートシーンを再現してくれた。

デモ走行を終えた2人は再びファンの前に登場。一貴は「だいぶアクセル踏んでいったんで、いい音は出ていたと思います。その代わりタイヤをダメにしてしまいましたね(苦笑)こういう場所で走る機会はなかなかないので、サーキットでレースを観たことがない人や今までフォーミュラに興味がなかった人にも魅力を感じていただければなと思います。」とコメント。伊沢は「やっぱりサーキットに行くと、ここの何十倍も迫力があるので、次回は是非サーキットに来てほしいなと思います。」とファンに呼びかけた。

 

今年も一貴、伊沢ともに参戦を予定しているスーパーフォーミュラ。7月には富士スピードウェイ(静岡県)、8月にはツインリンクもてぎ(栃木県)と首都圏に近い場所でも開催される。

名称はスーパーフォーミュラに変わったが、今年も0.001秒単位でのシビアなバトルが毎戦で観られることは確実。次回は是非サーキットに足を運んでいただきたい。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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