【F1】バルセロナ合同テスト1日目(2月19日):ロズベルグがトップ!上位のタイムは僅差

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[Photo:MercedesAMG]

今シーズンのF1開幕まで3週間。ヨーロッパでは今季2度目となる公式合同テストがスペイン・バルセロナにあるカタロニア・サーキットで始まった。

現地時間の19日(火)から22日(金)までの4日間の日程で行われるバルセロナ合同テスト。直前にウィリアムズが新車FW35を発表し、今回から参戦11チーム全てが2013年仕様のマシンでテスト走行を行う。またヘレステストでは走行機会がなかったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も、バルセロナから本格始動。早速1日目のセッションに登場し、新車「F138」を初ドライブ。およそ2レース分にあたる110周の走り込みを行った。

初日にトップタイムを叩き出したのはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)だった。前回のヘレステストでは序盤2日間に渡ってトラブルやアクシデントが連発。その悪い流れはバルセロナに来ても断ち切ることができず、午前中はギアボックストラブルでカレージ内での作業が続いた。しかし午後にはマシンもトラブルの修復も終わりテストを再開。54周を走破しベストタイムは1分22秒616。堂々のトップタイムを記録した。ロズベルグも「朝はギアボックスのトラブルに見舞われてしまったけど、午後の走行は充実していたし、トップタイムで終えられたのは良かった。確実に前よりもマシンは扱いやすくなっている」とチームのリリースを通じてコメントを発表。好調さをアピールした。

2番手には前回のテストから絶好調のキミ・ライコネン(ロータス)。その差はわずか0.007秒の1分22秒623だった。3番手には今年初テストのアロンソ、4番手に王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が続いた。ここまでがトップからわずか0.4秒以内と僅差のタイムを記録。あくまで参考タイムではあるものの、今年も大混戦のシーズンになりそうだ。

2日目もほとんどのチームが今日と同じドライバーがテストを担当。唯一メルセデスAMGのみ変更が入り、明日はルイス・ハミルトンがステアリングを握る予定だ。

『記事:吉田 知弘』

【バルセロナ合同テスト1日目(2月19日)結果】
1位:ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)1分22秒616
2位:キミ・ライコネン(ロータス)1分22秒623
3位:フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1分22秒952
4位:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分22秒965
5位:パストール・マルドナード(ウィリアムズ)1分23秒733
6位:ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)1分23秒884
7位:セルジオ・ペレス(マクラーレン)1分24秒124
8位:ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)1分24秒144
9位:エスティバン・グティエレス(ザウバー)1分25秒124
10位:マックス・チルトン(マルシャ)1分26秒747
11位:シャルル・ピック(ケータハム)1分27秒534

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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